2018.08.12_葛西臨海水族園『ナイト・オブ・ワンダー』に行ってきた!

■実に、6年7か月ぶりの「かさりん」!

ものすごく久しぶりに、葛西臨海水族園に行ってきました!

ずいぶん長いこと足が遠かったなぁと思って調べてみたら、前回の訪問はなんと2012年の1月。干支も半分回ってる。当時の自分は(ギリ)20代。
そういえばDOPING PANDA(パンクかつエレクトリックな、ギターとデジタルサウンドを融合させた、めちゃくちゃ踊れるスリーピース・ロックバンド)が解散したのって2012年だったんだなぁ。もっと前だと思ってました。

いやはや、いくらなんでも間をあけすぎました。

■「かさりん」は自分にとって「原点」。

そんなにも足を運んでなかったくせにどの口が言うんだよ、といわれるとグウの音も出ませんが、幼少期~青年期の自分にとって「かさりん」は何度も通った思い出のある、「魚好き」「水族館好き」な自分を確立させた“原点”ともいえる場所。

1989年に開園した当時、自分はちょうど小学校に入学するかどうかくらいで、葛西で飼った魚の図鑑で一生懸命に魚の名前を暗記した。中学・高校時代には所属していた生物部の先輩と、暇さえあれば葛西に行って魚を見てた。

生まれて初めて干潟で生き物を探したのは葛西の西なぎさだったし、水族館の飼育員さんと生まれて初めて会話をしたのも葛西だった。

(1991年、「かさりん」主催の“干潟の観察会”にて。)

■久々の葛西は、やっぱり素晴らしかった!

思い出話はさておき。

それだけ馴染みのある「かさりん」から足が遠ざかってしまったのはいろいろ理由があるんだけど(そのうち語ります)、久々に行った「かさりん」は子どもの頃に憧れの気持ちで見ていた世界観のまんまで僕を受け入れてくれた。

エントランスすぐの水槽にいるアカシュモクザメ。
シュモクザメも葛西で初めて見たなぁ。

子どもの頃の自分が特に大好きで、いつもキラッキラした目で(たぶん)見ていたのが「東京の海」エリアの2階通路から見えるバックヤードの風景と、そこで働く飼育員さんの姿。
「自分もいつかこういう仕事がしたい!」って心底思ってた。

当時、葛西で買ってもらった「世界の魚のミニ図鑑」みたいなやつを熟読していたせいで、いちばん初めに名前を覚えたテンジクダイの類はこの「ロア・デ・ルジェ(学名:Apogon imberbis)」だったりする。
……普通「ネンブツダイ」とか「マンジュウイシモチ」とかだよなぁ。。。

「オールド・ワイフ(学名:Enoplosus armatus)」なんて、絶対に英語の意味も分からず名前を暗記してたよなぁ。10代前半の記憶力、半端ない!

「かさりん」が本当に素晴らしいなぁ!と思うのは、こんな風に10年も20年も昔に見た魚が今でも展示されているところ(本当に掛け値なしに20年以上前の記憶なのである)。もちろん個体は入れ替わってるんだろうけど、展示のコンセプトがブレない。

そしてめちゃくちゃマニアック。どちらも、日本近海の魚でもメジャーな観賞魚でもないからね。国内で他に展示している水族館なんて数えるくらいなはずだ。

(『葛西育ちの水族館好きはたいていマニアックな変人』という説を提唱しているのですが、偏見かつ、今のところ検証できるデータ数が揃っていないので仮説に留めておきます)

■そしていよいよ夜の水族館『ナイト・オブ・ワンダー』へ!

「かさりん」の閉館時間は普段は17時(都内の水族館としては相当早い)。けれどこの『ナイト・オブ・ワンダー』のイベント期間中は、夜20時まで開館している。

そして特徴的なのは、展示時間を延長しても館内や水槽は通常と同じように消灯される、ということ。なにもかもが生き物の生活リズム優先なのだ!

閉館の迫った19時半ごろの「東京の海」コーナー。
これでも、露出を若干プラスめにレタッチしてる。実際は、目が慣れないとほぼ真っ暗。

水槽内も、夜の顔を見せる。夜行性の大きなニシキエビが、我が物顔に歩き回る。

夜行性なのか、何故か昼間よりも愛嬌のある顔を見せる「サザン・グローブフィッシュ」(※オーストラリア南部、タスマニアの海に住むハリセンボンの一種。日本近海のハリセンボンじゃないあたりが、やっぱりマニアック)。

ピンボケだけど、いちばん『ナイト・オブ・ワンダー』という言葉がぴったりきたシーン。近海の磯を模した「渚の水槽」をそっと覗くと、岩礁の間にメバルやカゴカキダイが潜んでいる。まさに夜の磯を探検しているみたい!

■ガイドイベントも充実しすぎ!

「かさりん」は通常オープンの時も、ガイドツアーや教育プログラムがものすごく充実しているのだけれど、そのコンセプトは夜になってもブレることがない。

あちこちのコーナーで、飼育スタッフさんによる解説ガイドが行われている。それも、徐々に暗くなる照明に合わせて、「昼モード→夜モード」へと姿を変える魚たちの生態にまつわる話ばかり。

「東京の海」のサンセットガイド。18:30の消灯時間をまたいで、オジサンやチョウチョウウオたちの姿や行動の変化を説明してくれていた。
(ものすごい大盛況で、全部をきちんと聞くことができなかった。残念。。。)

マグロの泳ぐ大水槽では「夜のスペシャルガイド」が。

マグロたちは光に敏感なので、水槽の照明は一気に消されるのではなく、1時間ほどかけてゆっくりと暗くなるのだとか。そして、マグロたちがアクリルガラスに衝突しないよう、ガラス面沿いにエアーカーテンを配置している、とのこと。

マグロたちは夜も泳ぎ続ける。
小さな女の子に「じゃあ、あのマグロと同じ速さで歩いてみようか!」と協力してもらい、夜のマグロは時速4~5km(人間の早歩きとだいたい同じくらい)だということが分かりました!!昼間よりはややゆっくり泳ぐのだとか。

幻想的な、夜のマグロ大水槽。

最近大水槽に入ったというシノノメサカタザメ。
まだ小さいサイズながら、暗くなった水槽を泳ぐ姿はまるで潜水艦のようでした。

【当日の写真は「フォトギャラリー」をご覧ください】

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