【水族館探訪記】みなとやま水族館を初訪問!

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少し前の話ですが、2022年11月某日。
約1年ぶりに、関西(神戸)遠征に行ってきました。

前回は atoa の新規オープン時。最近、本当に神戸エリアが熱いですね。

神戸に2021年10月末オープンの都市型水族館「átoa」!ひとあし早く、プレオープンイベントに行ってきました!

■2022年7月オープン、みなとやま水族館!

今回の訪問先はこちら。

2022年7月1日に神戸市内にオープンした「みなとやま水族館」。

もともとは湊山小学校という学校の跡地。
廃校利用の水族館、いい活用方法だなあと思います。(高知県のむろと廃校水族館にも、早く訪問したい)

NATURE STUDIOという複合施設の一角が、みなとやま水族館。
ほかにはカフェやクラフトビールの醸造所、保育施設なんかが入っているみたい。そういや水族館後にクラフトビール飲もうと思ってたんだけど忘れてた、次回飲もう(笑)。

水族館の入り口はこちら。確かに学校っぽい。

入り口前のおしゃれな受付は移動式カフェのキッチンカー……ではなく、釣り体験の受付。

こちらが釣り池。ニジマスが釣れるらしい。
釣った魚は敷地内のカフェで調理してもらえるそうです。

■さっそく館内へ!

釣り体験はなかなか混んでいて待ち時間がかかるようだったので、そのまま水族館の館内へ。

入館すると、まずは巨大な木の根っこのオブジェがお出迎え。ここのエリア名もそのまま「根っこの廊下」というそうです。

もともと学校だっただけあって、水槽前に教室用の椅子が並んでいたり、本棚がそのまま活用されていたり。水槽自体は真新しいのですが、どこかノスタルジックな雰囲気。

各水槽の前に椅子が置いてあって、撮影者目線としては本当にありがたかったです。
展示されている魚もどちらかというと小型の種類が多いので、座ってじっくり撮影できるのがとても嬉しい!(うっかり長時間占拠しないように気をつけつつ・・・)

こちらはレインボーフィッシュの一種、メラノタエニア・トリファスキアータ。
鱗の1枚1枚が輝くようで、そして気分にあわせて目まぐるしく色彩が変わります。こういう魚をじっくり眺められるの、本当に楽しい。

海水水槽がメインの「潮騒の教室」ゾーン。

こちらにはクッションが置かれています。ゆったりと水槽に向き合うことが意図された水族館なのでしょう。とても大好きです。

こちらの水槽、さりげなく(おそらく)生きたサンゴが入っています!
本気度を感じる……!

■魚類以外もいろいろいます

もともとが小学校(の1階部分だけ水族館)ということもあり、それほど広い水族館ではないです。けれどエリアごとに様々な生き物がいて、実際の広さよりもずっと奥行きを感じる水族館です。

「教室で仕切られている」という制約をあえて効果的に上手く利用した感じ。

こちらはコツメカワウソの水槽。
決して広大な水槽ではないですが、しっかり水中部分の水量も確保され、奥には別室でカワウソたちのベッドルームも。

「カワウソはペットにできません!」ともしっかり明記されています。

また別の部屋には、こんな展示も。

「木漏れ日の教室」ゾーン。
温室風のつくりになっていて、小鳥たちが飛び回るバードハウス。

鳥だけではなく、こんな生き物まで!

フタユビナマケモノの「イーサン」。

今回の訪問時には丸まって眠っていましたが、いつか動いているところも見てみたい!

こちらは靴を脱いで上がる「海辺の教室」ゾーン。

カーペット敷きになっていて、寝ころんだり座ってくつろぎながら水槽を眺めることができます。壁際にはいくつか図書も展示されていて、もしかするともともと図書室だったのかも。

天井にはくつろいで本を読むためのハンモックネットもあるんだけど、想定外の使い方をされて壊れてしまったらしく、このときは使用停止中。大事に使いましょうね。

■校長室?には秘密のノートが。

館内でもっとも「元・学校」という雰囲気を感じるのがこちらの部屋。

「標本資料室」ゾーン。

元々は校長室だったのでしょうか?
それとも、手前に流し台があるから理科室??

右側の戸棚にも、小水槽がいくつか並んでるのがポイント高いです。
(二重ガラス状態になってしまうので、撮影難易度高いですが)

そして室内中央の机には、こんな展示物が。

「みなとやま水族館プロジェクト」と銘打たれたスクラップ帳。
みなとやま水族館ができるまでの設計メモや構想が書かれていて、自由に手に取って閲覧できます。

「いつか小さい水族館を作ってみたい」なんて妄想しちゃってる自分、興味津々。

トイレ水槽もあるのか?!いや構想だけ???
図面を見る限り、女子トイレからしか見られない構造でしょうか。次回訪問時は同行者にチェックしてきてもらわなければ……。

こちらの部屋も、展示されているのは比較的小型の淡水魚(いわゆる熱帯魚)が多いです。マクロ撮影が捗る……!

ブラックゴースト。
アクアリスト的には割と定番の(ホームセンターでも売られてるような)魚ですが、水族館でその姿をしっかり見ることができるのは意外と少ないような。暗めの水槽で展示されてることが多いんですよね。

コリドラス・イルミネータス。
定番種で近縁のコリドラス・アエネウスではなく、あえて本種を選んでるあたりにこだわりを感じる。

■こんな部屋に住みたい!

ちょっと目立たない場所にあるんだけど、館内で個人的にいちばん惹かれたのがこちらの「静寂の教室」ゾーン。

やや小さめの部屋に、水草をふんだんに植えられた水槽が計4つ。
こちらもほかのエリア同様、水槽前に椅子が設置されています。ワイルドな丸太椅子!

キューブ型の水槽が3基。
等間隔に並べられてスポットライトで照らされ、端正なたたずまい。

そして「静寂の教室」というゾーン名の通り、この部屋の中、本当に静かなんです。なにか遮音対策でもされているのでしょうか。

いいな、こんな部屋。
自宅に欲しい。

どの水槽も、泳いでいるのは小型の熱帯魚やエビ。
こういう魚たちと、椅子に座ってじっくり向かい合えるのはとても幸せなひとときです。ここだけで何時間でも滞在できてしまいそう。

いちばん大きな水槽には、ニューギニア・レインボーが。
水槽内を活発に泳ぎ回り、オス同士で盛んにヒレを広げて誇示行動をとってくれます。

あっ、ピント逃した。。。

まぁまぁ粘って、なんとかピントを合わせられた1枚。
こういう1枚を撮りたくてカメラ越しに魚たちと向き合ってる時間が、本当に人生の宝物みたいだ。幸せ。(でももっと綺麗な写真を撮りたい。だからまた近々訪問する)

こじんまりとした水族館でありながら、生き物とじっくり向き合える素晴らしい施設でした。小さな魚たちが多いのが、個人的には嬉しい。

「元・学校」だからか、アットホームでどこかノスタルジックな雰囲気も印象的でした。

近いうちに、また再訪しようと思います。

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