【水族館探訪記】2018.01.13_すみだ水族館・「ADA水槽」

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3連休の中日、夕方にふと思い立ってすみだ水族館へ。
割と閉館時間間際だったのですが、こういうとき年パス持ってると躊躇がないですね(笑)

時間が限られる中だったので(といっても1時間半は滞在していたのだけど)、ポイントを絞って撮影。入ってすぐの「自然水景」という水草水槽コーナー(ADA社プロデュース、通称「ADA水槽」)、何度行っても大好きな空間です。

※ちなみに「ADA社」と故・天野尚さんについてはコチラもどうぞ!

自分はいわゆる「ADA信者」ではなくて、むしろとっつきにくいイメージすらあって敬遠気味だったんだけど、 実際に観覧したら、ゾクゾクするくらい興奮する展示でした。 長文になるけど、ちょっとご紹介。

■「ADA水槽」は、閉館間際がアツい!

ここ、すみだ水族館のエントランスを入っていちばん最初のエリアなので、日中はけっこうザワザワしています。

余談ですけど、水族館の順路のいちばんトップって、初めて来館する人は「ここ、どんな水族館なんだろう……?」って落ち着かない感じだし、何度も来ている人はスルーして目当ての展示に直行しちゃったりするし、小さいお子さん連れだと子どもが泣きわめいてたりするし、なんだかいろいろと難しいというか各館の知恵が試される感じがします。(個人的には仙台うみの杜の「ホヤスタート」がとても好き)

すみだの「ADAスタート」もインパクトあるし、やっぱり抜群に綺麗な水槽たちで世界観があるので、これは作戦勝ちだなー、と感心しながら毎回見ています。

ただ、順路のいちばん最初ってことは来館されるほぼ全ての方がここを見ていくので、日中は常に誰かしら水槽を眺めてて、けっこう賑やかです。
逆に、最終入館は閉館の1時間前で、それを過ぎると新しくここに入ってくる人はほとんどいなくなるので、閉館間際の1時間がこのエリアを堪能するゴールデン・タイムです。

この日も3連休の中日だというのに、最終入館時間の20時を過ぎてから、誰もいない空間を20分近くにわたって満喫することができました。貸切状態!!

水族館撮影のコツのひとつって「空いている瞬間をいかに狙えるか」かなー、と時々思います。(※「3連休なのにこんなに空いてるの?!」と心配させてしまう光景かもしれませんが、このエリアも20時前まではけっこう混んでいたし閉館間際まで大水槽まわりは混んでいたので、ご心配なく! 笑)

■魚たちの輝きがスゴい!

たっぷりの光と二酸化炭素を与えられ、水草たちの深い緑色が美しい「ADA水槽」。もちろん、まったりゆったりと水景を眺めているだけでも楽しいし癒されるんですが、魚好きとしてはやっぱりそこを泳ぐ魚たちの姿が見逃せません!

レッドライン・トーピード。
15cm~20㎝くらいある、ほぼMAXサイズの個体なんですが、水槽がとにかくデカい(幅3mあいある)ので、優雅に広々と泳ぎ回ってます。

コリドラス・デビットサンズィ。細かい砂をずっとモフってます。

ここのエリアでいちばん好きな「ハーフオレンジ・レインボーフィッシュ」。とにかく発色が素晴らしいです。成熟したオス個体が何匹も入っているので、水槽のどこかしらでオス同士が誇示行動しています。その瞬間は鱗の青い部分がギラギラ輝いて、本当に綺麗です。

別の種類のレインボー・フィッシュ。たぶんハーバートアクセルロッディ?
水槽のちょっと上のほうを泳いでいることが多いので、撮影するのにいつもすこし苦労します。

■密かなこだわりも感じるんです!

入っていちばん最初にならんだ2つの水槽。
このエリアのなかでは小さい水槽ですが、それでもそれぞれ幅120cmくらいあります。

この水槽2つに、密かなこだわりを感じるのです。

1つめの水槽。
ネオンテトラを中心に、小型テトラとコリドラスという南米産の魚種で産地が統一されています。

2つめの水槽。
こちらは、ラスボラ、バルブ(プンティウス)、それにパンダガラと、東南アジア産の魚種で統一。水草もクリプトコリネとかアンブリアとか、アジア産の水草がメインです。

(※「コケ取り部隊」のオトシンクルス(南米産)とヤマトヌマエビ(アジア産)は例外的に両方に入っています)

個人的に、「産地しばり」された水槽が大好きなんです。なんだか現地の小川を覗いているようで。(もちろん、東南アジアとざっくり言っても広いので、実際には分布域がかぶっていない魚もいるのですが)

この「自然水景」のコーナーには合計5つの水槽があるのですが、最初の2つの水槽だけはけっこう以前から「産地しばり」されているので、もしかして飼育員さんのこだわりなのかなー、と思いながら眺めています。

今回、このエリアで新しい発見がいくつかあったので、それはまた別の記事で!

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