【水族館探訪記】2020.02.22_姫路市立水族館②本館~播磨の里海~

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■新館を廻り、次は「本館」へ。

初訪問の姫路市立水族館。
地元の里山の淡水魚たちがしっかりと展示された「新館」を堪能し、続いて「本館」へ移動します。

いつもスマスイばかり行ってしまう関西遠征。今回は未訪館だった「ひめすい」へ!!地元感の強い淡水魚展示にしびれ、「UMAとへんてこ生物」展に笑いました。

渡り廊下を歩いて、新館⇒本館へ移動。
1階~2階~3階~屋上(ビオトープ)と、斜面をうまく利用したつくりになっています。姫路はまぁまぁ海沿いの街というイメージがあって、水族館も海沿いにあるのかな~と思っていたのですが、そうではありませんでした。

■本館も地元感バリバリ!播磨の海の魚たち。

淡水魚メインの新館は「播磨の里地」がコンセプト。
海水魚メインの本館も同じように「播磨の里海」がコンセプトになっていて、やはり地元の海の魚たちが主役に据えられています。

カサゴ。
子どもの頃からたくさん釣ったからどこにでもいる魚だと思っていたけど、そういえば北日本ではあんまり見ませんね。普段行く東北各地の水族館ではメバルやソイばかり見るので、水族館でカサゴ見るのなんだか新鮮でした。

「巨大なハモがとれました!」という、でっかい見出し。
ハモも関西圏を象徴する魚だよなぁ。

で、どんだけでっかいのよ???

??!!!
でかい。マジでデカい。
上にちんまりと泳いでる小さいほうの個体でも、たぶん40~50cmくらいはあって「あぁ、ハモってこんな魚だよね~~」と納得する大きさ。
それがほんの小魚に見える……。体長1.6m、体重約10kg。いや捕獲時の大きさだからそれより大きくなってるのか??マジでモンスターです……。

これだけ大きいと、骨切りも大変そうだなぁ……。

これまた瀬戸内海・播磨灘を象徴する、こんな魚も展示されていました。

イカナゴ。
イカナゴのくぎ煮が本当に大好物です。最近かなり不漁が続いてしまっているらしくて、なかなか味わえないのだけれど……。

「水槽が暗い」「ガラス面が湾曲してる」「泳ぎが速い」……。
ごめんなさい全て言い訳ですね。イカナゴのベストショット、撮影できず。。。(翌日訪問したスマスイでもう少しマシな写真が撮れました!)

それにしても、「くぎ煮」になった稚魚の姿が有名なせいか「えっ、これがイカナゴなの??意外と大きいやん!」みたいなリアクションをされているお客さんが多くて新鮮でした。地元の魚とはいえ、成魚のイカナゴの実物を見る機会って少ないのかもしれませんね。

このイカナゴ水槽、夕方にもう一度訪れたらあれだけいたイカナゴがみんな砂に潜って寝ていました。なんて規則正しい魚たちなんだ……。(そして飼育下でもしっかり体内時計って機能しているものなんですね)

■本館も、ちょっとした展示の工夫がニクい!

「ひめすい」、1つ前の記事で紹介した新館もいろいろと細かい仕掛けの多い展示が楽しかったのですが、そのスタンスは本館でも。

水槽に吸盤で貼り付けられた解説POP。この水槽だけでなく、いくつかの水槽に同じようにセットされていました。
手描きでかわいいですし、この方法だとしっかり目に飛び込んでくるし、かといってメインの展示を邪魔しすぎなくていいですね。

透明なプラスチックの貝殻を背負ったヤドカリ。
くるっと巻いた腹部の様子がよく分かります。無理やり引っ張り出して観察したことはあったけど、貝殻の中に収まってる様子ってなかなか見られないからなぁ。

こちらは同じように、透明な貝殻(二枚貝ver.)を背負ったキメンガニ。歩脚でしっかり貝殻をホールドしてる姿が可愛いです。

■3階はまさに「海の博物館」!

ひめすい本館、メインは1階・2階の水族館部分なのですが、館内の階段を登ると3階の展示室に行くことができます。別に隠れダンジョンってわけじゃないんだけど、見る人が少なくてひっそりしていて隠れ家的雰囲気が◎。

魚たちの骨格標本がずらり。

こちらは、最近よく話題になる海洋ゴミ・海洋プラスチックの展示。
瀬戸内海は人間の生活と密着した海域だから、こういった問題もより身近ですね。本当に、なんとかしなきゃな……と思います。

ずらりと並んだアオイガイの貝殻。
大きさ順に整然と並べられていて、幾何学的な美しさ。

■晴れた日に行きたかった……屋外水槽!

本館1階には屋外プールがあり、ウミガメやペンギンが展示されています。(ううっ、写真撮り忘れた。。。)
その地下部分には半地下の建物構造を上手く利用した大水槽が。ちょっとだけ分かりにくい場所にあるんだけど、雰囲気抜群で素晴らしいエリアなのでこちらもお忘れなく!

写真だと分かりにくいのですが、上部が湾曲した半トンネル状のつくりになっている「播磨灘大水槽」。実際のところ「大水槽」というほど大きい水槽ではないのですが、実際以上に広々としていて本当の海の中を思わせる迫力があります。

マイワシやマアジの群泳が見事。
この日は薄曇りで水槽内もちょっと薄暗かったのですが、夏の晴れた日にたっぷり太陽光が射したら、きっととんでもなく素晴らしい水槽なんだろうなぁ。

また次回、必ず訪問したい(リベンジしたい)と思わせる水槽でした。

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