もう7年も前のこと。
友人(職場の先輩)と3人で、南米・ペルーを旅しました。
もう7年も前のこと。
いい感じに美化された旅の思い出を今さら文章に綴るのもどうかな、と思ったけど、このコロナ下の生活で昔のいろいろなことを思い出していて「あぁ、アレはやっぱり楽しい旅だったなぁ」としみじみ感慨に耽ってしまったので、ここに書き残しておこうと思います。
(あと先日、WEB飲みにて知人に話したら思いのほかウケたということもあり)
魚好きとしては「ペルーに行った」と言えば「おお!ペルーアマゾンで熱帯魚探しでもしてきたの??!」なんて話に当然なるわけですが、残念ながら今回はアマゾン方面には行っておりません。(後半でちょこっとだけ現地の魚たちも登場しますので、許してください)
【おもな登場人物】
ぼく:ぼく。このブログ書いてる人。記録と記憶担当。
Aさん:職場の先輩①。行動力担当。
Kさん:職場の先輩②。語学力担当。
Tさん:ペルー・リマ在住の日本人。Kさんの学生時代の先輩。
■旅の予定は突然に。
それはペルーに旅立つ1か月ほど前(2014年9月ごろ)のこと。
職場で鬱々と残業中、別部署の先輩Aさんと遭遇してしばし雑談。そしてたまたま傍らのキャビネットに地球儀が置いてあったことから全てが始まった。
「あ……そういえばAさん、こんど南米行くんですよねー??」
「そうそう!Kちゃんとペルー行くよー!」
「まじすかー、いいなぁ。俺も行きたいなぁ……」
「え、じゃあ来れば?うちらも女子2人だと心細いし……!」
まさかそんなことで南米行きが決まると思ってなかった。
というか個人的には(ほぼ)初の海外旅行。それがまさかの南米デビュー。だ、大丈夫だろうか……。
※それ以前の海外渡航歴:
・学生時代に研修旅行で中国
・仕事の出張でこれまた中国 の2回だけでした。
■ギリギリ滑り込んだペルー行き。
そんなこんなで急きょ舞い込んだペルー行きの話。
しかしながらその翌日、同じく同行者となるKさんに「今からフライトのチケット取れるの?それに予防接種も受けとかないとダメだよ~~」と、厳しい現実を突きつけられたのであった……。(※先輩二人は既に往復のチケットと有給休暇を確保していた)
急いでWEBでフライトを検索。なんとかまだ空席アリ。しかし予防接種は間に合うのだろうか?有休は取れるのか?そもそもこんな値段の航空チケット買ったことないぞ?(初海外なので当然だが)
と自宅でひとり目玉を白黒させつつ、とにかくフライトを確保しないと何も始まらないのでビールを2本くらい開け、酒の勢いでフライト予約完了。あとはなんとかしよう。(なんとかならなかったらキャンセルしよう……)
続いて予防接種。
ペルーに渡航するには
・A型肝炎
・黄熱病
・破傷風
の予防接種が推奨、というかほぼほぼ「絶対受けろ」ということらしかった。(2014年時点)
いろいろ調べたところ、我が地元・宮城県では仙台市内の「仙台医療センター」で接種できる模様。しかし接種実施日は月2回だけ……間に合うだろうか……。
結果的にはなんとかギリギリ間に合いました。
免疫がつくまでに接種後10日くらいかかるらしく、逆算してギリギリのタイミングで予約枠を確保。注射めっちゃ苦手なんだけど、このときばかりはウキウキと(?)接種完了しました。
(接種時の申込用紙。「渡航目的:冒険」に笑う。これ選ぶとたぶん狂犬病の予防接種を追加されるんだと思う)
■旅程を決めよう!自力で!
こうして往復のチケットと予防接種の予約を確保したことを、職場でAさん&Kさんにご報告。
「そういや、旅のスケジュールってだいたい決まってるんですか?」
「ううん、これから決めるよー!」
お、おう、これは間違いなく楽しすぎる放浪旅の匂いがするぜ……。
「せ、先輩!!俺、ペルーに行くならアマゾン川の上流域に行きたいです!ペルー北部にイキトスという都市があr……」
「はい却下。マチュピチュに行きまーす」
というわけでアマゾン行きの夢は敢えなくやぶれたのだった。。(もともとメインの目的地はマチュピチュだったらしい)
ところで我々はいわゆるパックツアー旅行というものを一切使わず、最初から最後まですべて自力で予約を取るという手段を選びました。いま思えば「そういうのも旅の醍醐味だよね!」というところで3人とも価値観が一致していたような……。
ここからは出発直前まで、連日仕事後に「地球の歩き方」と「Lonely Planet」を持ち寄って3人で作戦会議。(ロンプラを読解する英語力はKさんにしかなかったのですが、、、)
「せ、先輩!!ペルー沖のバジェスタス島に行くと野生のフンボルトペンギンと出会えr……」
「はい却下。」
そんなやり取りもありましたが、インターネット社会って素晴らしい。ネットを叩いては現地の宿泊施設や移動手段を調べ、メールで予約問合せ。(といってもすべてKさんの英語力頼みだったのですが……)
出発の1週間前くらいにようやくすべての旅程が決まり(現地の長距離バスツアーを予約するのが多分いちばん大変だった)、それをペルー在住のTさんに送って問題ないかチェックしてもらい、抜かりないペルー遠征プランがここに完成!!
(あ、部署がバラバラだったことも幸いしてか、有休もしっかり確保できました。先輩2人の上司から「もしものときはお前が犠牲になって2人を助けるんだぞ」と冗談言われたけど……目が笑ってなかったよ……)
いや……いざ始まれば連日連夜のハプニングだらけだったんですけどね(笑)
次回以降、そんなドタバタ珍道中の様子を思い出しながら、また綴っていきたいと思います。
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