写真メインで送る「かもすい」訪問記。

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冬は「かもすい」の季節。

昨年(2020年)1月に初めて「冬のかもすい」を体感して以来、「かもすいは冬こそ至福」と強く感じています。(とにかく空いている、冬限定イベントが充実、近くの温泉が最高、などなど)

例年だとなかなか行くのが億劫になってしまう冬の東北(特に日本海側)。今年は暖冬ということで、冬だけの楽しみたくさんの「冬のかもすい」へ突撃!

今年は残念ながら、COVID-19の影響で冬限定イベントはほとんど中止となっているのですが、それでもあの幸福感を忘れられず、今年も「冬のかもすい」に行ってきました!

以下、写真メインでシンプルにお届けさせていただきます。
アクアマリンふくしま訪問記に続いて2回目の「写真メインで振り返る水族館訪問記」。

約半年ぶりのアクアマリンふくしま。あの展示密度と濃度をすべてお伝えするのは無理なので、写真メインでシンプルにお届けします!

■まずは魚類展示から。

エントランスから順路通りに進むと、まず出てくるのは地元・庄内の川と海をテーマにした魚類展示。

さほど広くないエリアだけど、ここの淡水魚コーナーが好きです。(ジオラマ展示好き)
そしてほぼ貸切状態。これだから「冬のかもすい」はたまらない。

陸上部分のこういうさりげない作りこみが大好きなのです!

ニッコウイワナとヤマメの泳ぐ渓流水槽。
いつ行っても綺麗な体形の個体ばかりです。養殖個体をそのまま入れているのではなく、川から釣ってきた魚を入れているのでは?という推測。
※加茂水族館は館長以下釣り好きなスタッフの方が多く、地元の海や川で釣り採集された魚がたくさん展示されています。

魚のヒレフェチとしては、この白いエッジがたまらない。

タイリクバラタナゴ(上はオス、下はメスと思われる個体)
外来種だけどとても綺麗、綺麗だけど外来種。

続いて海水魚コーナーへ。

ペアなのではと思われるホッケが2匹、ずっと岩の上に陣取っていました。
普段、干物で見ることが圧倒的に多いホッケ。生きている姿を見るのが好きな魚の1つです。
(現地でも「え、ホッケって生きてるとこんな魚なんだ~~」という感想をチラホラ耳にしました)

■かもすいといえばやはり「クラゲ」。

加茂水族館といえばやはり、種類数世界一を誇るクラゲ展示。
基本的には「魚好き」な自分ですが、ここではついついクラゲを撮影してしまいます。

いわゆる流行りの「映え水槽」と思いきや、その向こうに浮かぶ「クラゲ栽培センター」の文字。

そう、ここはただの映えスポットではなく「クラゲ研究所」。(そして別名「Kurage Bar」。お酒は飲めないけれど……)

クラゲ飼育用の小水槽がずらり。
現在は残念ながらCOVID-19対策で中止中ですが、本当ならばこのスペースでクラゲ解説イベントを定期開催しています。(コロナ前は冬限定のバックヤードツアーもあり、これが本当に楽しかったです)

水槽1つ1つに違う種類のクラゲたちが。
中には肉眼ではなかなか見えないくらい小さな種類もいるのですが、そういうのも含めてできる限り多くの種類を展示しようとしているのが「かもすい」のクラゲ展示だなぁ、と思います。
ほかの水族館でよく見かける、人気のあるクラゲを数種類だけ、というクラゲ展示とはまた趣きが違います。

というわけで、ここからはお気に入りの(そして写真が綺麗めに撮れた)クラゲを何種類かご紹介。

オワンクラゲ。
紫外線が当たると発光する青緑色の光が美しい。
2008年、下村脩氏がノーベル化学賞を受賞したときに題材となったクラゲでもあります。

シロクラゲ。
3cmほどの小さなクラゲ。マクロレンズで撮ると繊細な触手まで写って楽しい。

シロクラゲの水槽全体。
なんというか「雪の華」というような言葉を連想させる。

アカクラゲ。
傘の模様がとても好きです。

そういえば加茂水族館が監修した雨傘も販売中。個人的には、雨傘にしていちばん似合うクラゲな気がする。

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ニチリンヤナギクラゲ/ヤナギクラゲ。
(たぶん1枚目がニチリン、2,3枚目がヤナギクラゲ)(違うかも)

こういう、傘がしっかりしていて触手が長い種類って、いい感じの角度で撮れると楽しい。(失敗するとなんかペチャンコなクラゲに写ったりして悲しい)

たぶんオキクラゲの触手。アップで撮るの楽しい。(でもあとでどの種類か分からなくなる)

アマガサクラゲ。
姉妹館のかごしま水族館から寄贈されたそう。(国内で展示しているのは3館だけとか)
そんな珍しい種類が、この個体密度!

「目玉焼きクラゲ」こと、コティロリーザ・ツベルクラータ。
傘に質感があるのと触手の藍色が派手なので、撮ってて楽しいクラゲです。

同じく「目玉焼きクラゲ」と呼ばれるサムクラゲ。
大きさはぜんぜん違う。ダチョウの卵の目玉焼きって感じ。
よく見るとミズクラゲが触手に絡んでいる。「クラゲを食べるクラゲ」って実はかなり多くて、ミズクラゲは他のクラゲの餌としても重要なんだそうです。

■「クラゲシアター」へ。

かもすいで多分いちばん有名なスポット、クラゲシアター。
去年の冬はここにコタツが置かれていてのんびりヌクヌクとこの大水槽を眺められたのだけれど、今年はCOVID-19対策のため残念ながらコタツは無し。

そして2周目へ。
というか実際には4~5周した気がします。
「混雑時は逆走禁止」ということで、この日はかなり空いていたんだけどなるべく順路通りに観覧。まぁそれほど広い館内ではないので、再入場も苦になりません。

■アオリイカの食事シーンだけで1時間粘れる。

というわけで再び順路の先頭へ。

2014年に全面リニューアルされた加茂水族館、どの水槽もアクリルの透明度が抜群です!

ってあれ、手前の水槽が給餌タイム??!!

ということはもしかして!
この隣のアオリイカ水槽も食事中なのでは??!!

そんな推理は的中しました。

小ぶりなマアジをしっかり抱きかかえる、食事中のアオリイカ。
ふだん見せる清楚な雰囲気とはまた違う素顔を見せてくれました。

イカって実はとても貪欲で、まるで食欲の権化みたいな生き物なんですよねー。

鋭い歯、いわゆる「カラストンビ」で、アジの首筋をしっかり噛んでいます。
そして次の瞬間、綺麗に頭だけ切り離されたアジ。

※こちら2枚は別日に撮影。
やはり10本の腕でしっかり抱えこみ、首筋をかじっています。

胴体だけの食べやすい状態になったマアジをしっかり抱えこむアオリイカ。

「この獲物は渡さないよ~~」と、なんだか煽っているみたいなポーズのアオリイカ。
(それがアオリイカの名前の由来……ではないと思う、たぶん)

とそこへ、別のアオリイカ登場。

横取りしようと腕を絡めてきました!
このまま、双方譲らず「がっぷり4つ」(いや20本の腕足がからみあっているのですが)のまま10分近くが経過。

それにしても、なんて色を出しやがるんだ……。
興奮してギラギラと輝く色素胞。思わず、ずっと魅入ってしまいました。

■(おまけ)ついに念願のクラゲラーメンを食べてきた!

そういえば加茂水族館といえば本格的すぎるレストラン。
そして人気メニューのクラゲラーメン。

実は前回(2020年12月)訪問したときは昼メシ抜きで向かった結果、15時ジャストに現地着という失態を犯してしまい、空腹をクラゲアイスで満たすことしかできず……(寒かった。。。)

今回こそはとリベンジに成功!

嬉しくて思わず食券を記念撮影。

クラゲ(キャノンボール・ジェリー)とキクラゲが載った醤油ラーメン。
あっさりしつつ適度に浮いた油がちょうどよく、空腹を満たしてくれました!

そしてなぜかレストラン脇に飾られていた、ハモの骨のオブジェ(?)。

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