■ふざけているように見えて、たぶん絶対バカマジメ。
昨年(2017年)秋に訪れた、伊勢シーパラダイス。
「斜め上から」という表現が、個人的にはしっくりきている。
魚のことが大好きなのはすごく伝わるんだけど、
表現方法がなんだかヒネクレてて、いい意味で
「ツッコミどころ満載」な水族館。
ある意味、このSNS時代にしっかり適応進化を遂げた水族館。
(但しその方向性は「インスタ栄え」ではなく「ツイッター映え」。)
あ、思わず自分までヒネクレちゃいましたけど、
これ思いっきり褒めてます。
本当に大好きです、あのノリ。あの水族館。
だって、マジメ一辺倒じゃ疲れてしまうもの。
幅広い客層に「魚の面白さ」を知ってもらうためには、
ある程度の遊び心は必要なんじゃないかと、
「フマジメな魚マニア」であるところの私は思います。
とにかく、個人的にはとても心が共感する水族館です。
■実に「伊勢シーパラ」らしい、解説板と水槽展示。
そんな伊勢シーパラで見つけて、思わず「フフッ」ってなった
解説板がコチラ。
まず「地元の漁師さんからいただいた」ってのがいいですね。
大都市圏のマンモス水族館だと、展示生物は業者からの
購入に頼っていたり、逆に専門の採集チームが日本中、
時には世界中に繰り出していたり。
もちろんそれが悪い、ということは全くなくて、でもそればかりだと、
どこもかしこも似たような水族館になってしまいそうで、
海に近いロケーションの水族館には、やっぱり地元で採集された
生物を展示してもらいたいっ!
そして、「世界一つまんない水槽」って!!!
あぁ、カスザメ入れたら砂に潜っちゃって出てこないんだろうなー、と
自分も自宅の水槽にバンジョーキャット入れてそれっきり行方不明
(でも確実に生きている)になったりしてるので、これまた共感。
そして最後の「とりあえず盛り上がっといてください」
って一文が投げやりすぎて、、、(笑)。
■って、おいぃ!!!
カスザメ、ばっちりいるやんけー!
いや、砂に隠れるかどうかは、魚の気分次第。
むしろ、この水槽環境が落ち着いてリラックスできている証かもしれない。
(たまに「隠れる気力もないくらい弱っている」パターンもありますが)
そして、普段隠れているカスザメをばっちり見ることができたのは
魚好きとしては幸運なのかもしれない。
カスザメ、あんまり水族館で見ないし。
でも、だからって、居場所!!!
解説板の目の前って!
この解説板を書いた人の立場ってもんが!!!
と、カスザメに怒ってもしょうがないんですけど(笑)
それにしてもカスザメの顔、かわいい……。
砂に隠れる生態の魚って、こういう顔つきが多いですよね。
ナマズだとパカモンとか、チャカチャカとか。