※当記事は、旧ブログ(http://aquapicture.blog71.fc2.com/)に掲載したものを
加筆修正・移設したものです(掲載日:2017年11月25日)
■2ヶ所目:東海大学海洋科学博物館
あわしまマリンパークを昼過ぎに出発して、再び友人Mの車の助手席に。
次に向かったのは静岡市・三保松原にある「東海大学 海洋科学博物館」。
ここは、周囲の魚好きの間ではかなり推す声が多くて、
前々からずっと行ってみたかった水族館。
静岡県のほぼ中央という立地ゆえに、
仙台からは、東京経由でも名古屋経由でもどうしても足遠く、
ずっと未訪のままになっていたのでした。
今回行かないと、また何年も先延ばしになりそうだったので、
この旅行中にどうしても寄りたかった水族館。
あわしまから、そのまま伊豆半島を南下して、iZooあたりまで遠征する、
という手もあったんだけど(運転する友人Mの労苦をまったく考えていない発想)。
国道1号線をひた走り、三保松原を目指します。
ちなみに昼食時間も惜しかったので、友人Mにコンビニ飯を強要。なんてヒドいやつだ。
■そして到着。う~ん、いい味出してます!
入るとまずは、円柱水槽や小型水槽の並ぶ「きらきら☆ラグーン」。
このコーナーにも面白い展示がたくさんあって、それはちょっとまた
別の機会に紹介します。
続いて、大水槽。
シロワニが悠然と泳いでいる。
残念ながらというか、歴史ある施設だけあって水槽自体は少し古くささを感じる。
けれど、それを補ってあまりあるのが、魚たちの状態の良さ。
体型が崩れている魚、というのが、ほとんど見られなかった気がする。
それと、解説板(魚名板)が充実していて、ほとんど展示漏れがなかったような印象。
このあたりは、さすが海洋学部の付属施設、というところだなぁ、と思いました。
同じようなバックボーンを持つ水族館、たとえば京都大学の白浜水族館とか、
(民営ではあるものの)東大の三崎臨海実習所と隣接した京急油壷マリンパークとかも、
どことなく似たような雰囲気があるような。
このギンユゴイ、実に立派だなぁ。
幼魚はよく見るけど、立派に育ったのが群泳しているのって意外と見ない気がする。
こういういわゆる「普通種」をしっかり飼い込んでいる水族館って、本当に大好きです。
■展示の仕方が、さすが「博物館」!
テッポウエビと共生ハゼの展示。
展示の仕方が、いかにも「博物館」て感じ。
こんなに深い巣穴を掘るなんて知らなかった。
それにしても、この巣穴はどうやって掘らせたんだろう。
けっこう奥行きのある水槽なんだけど、
実は薄いアクリル板か何かで、砂部分を仕切ってあったのかな。
■生体展示以外も楽しい!(超個人的に)
2階は「マリンサイエンスホール」というコーナーになっていて、
こちらは海洋学に主眼を置いた、まさに博物館。
実はぼくも友人Mも、東海大ではないものの水産海洋学科出身だったりするので、
プランクトンネットや採泥器を見て、二人してテンション上がってました。
(上の写真は「スミス・マッキンタイヤ式採泥器」。学生時代にはお世話になった……)
あと、「水圧で小さく圧縮されたカップヌードル」ね。
コレは、調査船や実習船に乗った経験のある人なら馴染み深いかな、と思います。
■友人M、離脱。その前に大仕事!
友人Mは所用があるとのことで、閉館時間を待たずして先に帰るという。
さらに、なんと自宅にあった中古のSIMフリースマホを貸してくれる、という。
試しに、初日にぶっ壊れたタブレットからSIMカードを引っこ抜いて移植すると…
なんと!使える!!
友人M、あんたは神か??
それでもって、ぼくは閉館時間まで粘ることに。
なんたって、次にいつ来れるか分からないからね。
スマホも手に入ったから、こっからの旅も楽になったしね。
■静岡から一路、愛知入り。
閉館時間の17時ジャストに退館すると、外はすでに薄暗闇。
夕暮れの駿河湾が綺麗で、いい写真が撮れそうだったんだけど、
あまり悠長なこともしてられず、バスに乗って清水駅まで。
清水駅からは、再び鈍行電車の旅。
とりあえず、浜松か豊橋あたりまで行っておきたいな。
浜松には「ウオット」という水族館があるらしいし、
翌日以降のことを考えると、豊橋まで行けば、
名古屋方面に進むか、三河方面に進むか、選択肢が増える気がする。
少し悩んだ結果、この日は豊橋に宿泊。
風が強くてめっちゃ寒かったーーーー!
コンビニで買ったパスタを温めて食べて(本当は静岡で「さわやか」行きたかった)
ホテルのフロントに置いてあった漫画「ヒメアノ~ル」を、5巻まで読んで寝ました。
全6巻なんだけど、最終巻だけ置いてなかった。続きが気になる。。。
豊橋駅前。
街はもうすでにクリスマスモードでした。
旅は続く!