※当記事は、旧ブログ(http://aquapicture.blog71.fc2.com/)に掲載したものを
移設したものです(掲載日:2017年11月25日)
■1ヶ所目:あわしまマリンパーク!
東京から名古屋をめざす、3日間の水族館放浪旅の初日。
朝7時30分、静岡県三島市内のネットカフェで仮眠から目を覚まし、
地元に住む友人・Mの運転する車に乗り込む。
まず目指すのは三島市の隣・沼津市にある「あわしまマリンパーク」だ。
■「あわしまマリンパーク」を目指したワケ
沼津市には、3か所の水族館がある。
1)沼津港深海水族館
2)伊豆・三津シーパラダイス
3)あわしまマリンパーク
昨年(2016年)6月に、この3館を1日で、一気通貫に回ってみた(とても疲れた)。
どれも素晴らしい水族館だった。
・沼津港、さすがは最近の深海生物ブームの立役者。
・三津シー、立地をフルに活用した、他では真似のできない海獣展示。
けれど、その2ヶ所には時間の都合もあって、今回は寄らず。
唯一ここ、あわしまマリンパークにだけは、どうしても再訪しておきたかった。
なぜなら、あわしまマリンパーク内の「淡島水族館」のことが、
とてもお気に入りの場所として、グッと心に残っていたから。
なんというか、「自分の感性にいちばん近い」という感じ。
滞在していて、ものすごく心が落ち着く空間。
それともう1つの理由は、この年10月の台風21号で
この水族館がずいぶんと被害を受けた、と聞いていたこと。
(もちろん、すぐ隣にある三津シーだって被害はあったらしいけれども。)
あのキラキラしたアットホームな空間は、どうなっているだろう?
ワクワクと不安が少しだけ混じったような気持ちで
ぼくたちは船着場に向かう海沿いの国道へと、車を走らせた。
■無人島、まるごとそのまま水族館!
駿河湾に浮かぶ無人島「淡島」を、まるっと水族館&観光施設にしたあわしまマリンパーク。
港から連絡船に乗って5分ほどの乗船で、島に到着。
写真は、本来の船着き場。前月の台風で被害を受け、このときは復旧中。
台風の日は、みなさんさぞかし大変だったんだろうなぁ。
同行する友人Mにも、そんな事前知識を吹き込んでおきました。
「だから、ケチケチせず土産をたくさん買って帰るように」とも。
■「日本一のカエル館」へ!
船着場から淡島に上陸し、まずは、あわしま名物(?)・「日本一のカエル館」へ。
(なぜ「日本一」かというと、飼育している種数が日本でいちばん多いそうです)
最初にカエル館を訪れたのにも理由があって、夜行性の種類が多いカエルたちも、
朝のうちはまだ、半ネボケで起きているのかな、と思ったから。
果たして、普段は隠れがちなカエルたちだけど、割と多くの種類を見ることができました。
■いよいよ、水族館へ!
続いて、イチオシの「淡島水族館」へ。
このトラウツボ(のフィギュア)、相変わらずのクオリティ。
初めてあわしまを訪れた友人Mは、結構びっくりしていた。
こういう遊び心が、たまんないんだよなぁ。
■解説板が、とにかく楽しい!
ぼくがあわしまを大好きな理由は、この解説板。
淡々とその魚の名前や特徴を表記するだけではない、
飼育員さんの「私のオススメ!」感がすごく溢れている解説板が、
館内のいたるところに。
(けっこう目立たないところにもあるので、探しだすのが楽しいのです)
見つけるたびに心があったまります。
これ書いてる人、絶対にすっごい魚好きなんだろうなぁ。
機会があったら、居酒屋で沼津名物の生シラスでもつつきながら、
夜更けまで魚について語り合いたい(笑)
これとか、自分もいっつも、まさに同じネタを口にしてるんですよ。
女の子と水族館に行ってカクレクマノミ見るたびに
「ニモに出てくるお父さんのマーリンって、クマノミの生態を考えたら
お母さんが死んだ段階で性転換して新しいお母さんになるはずなんだよ。
そんでもって、ニモが成熟したら繁殖行動をするはずなんだよ!」
とか口走って、何度ドン引きされてきたことか…。
まさかこの『ニモ問題』に、正面から切り込む水族館があると思わなかった。
しかも、コレ読んでもあんまりドン引き感がない。ずるい。。。
■たぶん、近くに行ったら必ず寄ってしまう水族館。
あわしまには、2時間ほど滞在して撤収。
ちょうど帰ろうとしたタイミングで、お昼のバックヤードツアーが始まった。
あんなに面白い解説板を書くスタッフさんたちに、
ぜひ水族館の裏側を案内して欲しかったんだけど。
まだまだ先は長いので、泣く泣く島をあとにしました。
また、必ず遊びに行きます!
(伊豆旅行に行く友人がいると、必ず薦めている水族館だったりします)
旅は続く!