2019.05.11_サケのふるさと 千歳水族館【水族館レポート】

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さて、GW明けの北海道弾丸旅行。

1館目は新千歳空港からほど近い「千歳水族館」。新千歳空港からJRで2駅の千歳駅、そこから徒歩で約10分。本州からの交通アクセスという意味では、「本州からいちばん近い、北海道の水族館」と言えるかもしれませんね。

水族館は、道の駅「サーモンパーク千歳」に隣接。電車でもマイカーでも行きやすい立地。

元々は隣接する千歳川に遡上するサケを捕獲するための「インディアン水車」とサケマス孵化場が先にあって、そこに水族館の前身「千歳サケのふるさと館」と道の駅ができ、その後2015年にリニューアルされて現在の「千歳水族館」になった、という沿革。

水族館ではなくサケマス孵化場が先にあった、というのが、いかにも一次産業が盛んな北海道らしい。

水族館の前にはのぼりが立っていて、「日本初!!川の中まで『水族館』」の文字が。これがどういう意味なのかは、後ほど伏線回収させていただきます。

■まずは大水槽に圧倒される!

千歳水族館を訪問するのは、今回が2回目(前身の「サケのふるさと館」時代を入れれば3回目)。前回はリニューアル間もない2015年8月に訪問したのだけれど、そのときに思わず心から感動してしまったのが、こちらの大水槽。

入館してまず最初にお目見えするのが、この大水槽!水深5m、幅12mの淡水大水槽は、淡水魚を飼育する水槽としては北海道でNo.1の大きさ、日本全国でも5番目に大きな淡水大水槽なのだとか。

深さ5mの水槽というのは確かに意外と見ることが少ないかもしれない。そして、水槽前が広々と開放感のある設計なので、空いている日であればこの大水槽の迫力を前に茫然とたたずむことができる。ぼくが訪問したのは土曜日の日中だったのだけれど、GW明けというタイミングが幸いしてか、しばらくの間ひとりじめ状態でこの大水槽を満喫することができた。

この大水槽を泳ぐのは、何匹かのチョウザメのほかはほとんどがサケ科魚類たち。MAXサイズに育ったイトウやブラウントラウトやニジマスが、とてもカッコよい!(ちょっと太りすぎの個体もいるけれど)

そして、LEDライトの直進的な光がスポットライトのように魚体を照らし、いっそう印象的な風景を作り上げている。

大水槽の横の円柱水槽では、ワカサギが飼育されていた。水族館ではほかの魚の餌として見かけることは多いけれど、生きて泳いでいる姿というのは意外と見る機会が少ないかもしれない。

こちらは、先日もお伝えした支笏湖大水槽。

北海道旅行初日、まずは新千歳空港から近い千歳水族館へ!魚たちのお食事タイム、めちゃくちゃアットホームでした!

背景の印象的な青色は、「支笏湖ブルー」と言われる独特の湖の色を表現したもの。そして背景にゆらゆらと浮かぶ波紋の映像は、実際に支笏湖で水中撮影した動画をプロジェクターで投影している、とのこと。

一見何でもない水槽だけれど、実はとても手が込んでいるということを知りました。

水の透明度も抜群で、そこを泳ぐ魚たちも生き生きとして見える。「透明度No.1」の支笏湖を再現した水槽だから、きっと水槽の水質管理にも相当気を遣っているのだろう。

■小水槽たちも楽しい!

2つの大水槽の先には、川沿いの小道を再現したように両側を水槽で囲まれた通路が。これは、支笏湖を水源としてここ千歳市まで流れる千歳川を再現した展示「千歳川ロード」とのこと。

こういう、現地感たっぷりな淡水魚展示はとても好きです。魚の数が過密すぎないのも、眺めていて心地よい。

個人的に大好きな淡水魚のひとつ、サクラマス(ヤマメ)。貫禄のある老成魚とまだあどけない若魚の両方が展示されていました。ヤマメのロリっ子、たまらなく可愛い!!

順路のほぼ最後は、「世界の淡水魚」ゾーン。大型熱帯魚をメインに、比較的メジャーどころの淡水魚たちが産地(大陸)ごとに展示されていました。

■見逃してはいけない!水中観察ゾーン!

「世界の淡水魚」ゾーンを見終わると、水槽展示はほぼ一巡……なのだけど、出口に向かう階段の手前にはこんな立て札が。

「なんとしても千歳川の水中を見てから帰ってほしい!」という、強い意志と圧を感じる。

立て札に従い、地下通路をちょっと歩くと、こんな空間が広がっている。

薄暗い通路のところどころに、水中観察窓。窓の外側は千歳川が流れていて、なんと自然の川の水中を観察することができる、という展示なのです!

これが、水族館前ののぼりに掲げられていた川の中まで『水族館』!」の表す意味だったのですね!

自然の水中なので、運が悪いとなにもいないことも。大雨のあとなどは、川が濁ってしまってなにも見えないことも。

この日は運よく、ウグイ・エゾウグイの小群がちらほら。このほかにも、写真には撮れなかったけれどサクラマスやシロザケの幼魚、ハナカジカも観察することができた。5月の北海道はまだサクラが咲いていて、ときどき川の上流からサクラの花びらが流れてきたりなんかもして、とても風流なひととき。

水中観察ゾーンは照明がなく、水中を照らすのは太陽光のみ。満足いく写真を撮るのにはちょっと苦心させられた展示だったけれど、天然の太陽光の下でみる魚たちの姿は、人工照明の下で見る水槽内の魚たちとはまたひと味違う美しさだった。

■個人的イチオシ・カイツブリ!

さて、駆け足で館内をひととおり紹介したけれど(実際、駆け足で巡れば1時間足らずで廻れてしまう規模の水族館ではあります)、最後に個人的なお気に入りを。

それが、こちらのカイツブリ。
「千歳川ロード」の一角で単独飼育されている。羽をはじく水滴が綺麗!

何度も潜水しては、プルプルッと水滴を払ったり、入念に羽づくろいをしたり。ずーーーっと見ていて飽きない生き物です。

潜水シーンの撮影は難しくて、これが限界。(あぁ、足にピントが。。。)
ペンギンとは違って水中では翼を広げないのですね。なんだか「水中を飛ぶ鳥」というより、カエルみたいな動き……。

■秋にまた来ます!(たぶん)

ちなみに千歳水族館、年間パスポートのデザインにも凝っていて、こちらは魚譜画家・長嶋祐成さんによるベニザケのイラスト。

秋になると、真紅に染まったベニザケを期間限定で展示するそうです。あー、秋にまた来なきゃなー!というわけで、いそいそと年間パスポート作成。
(ちなみに通常入場料:¥800に対し、年パスは¥1,500。水族館の年パスって「通常料金2回分」ってとこが多いので、ちょっとおトクな感じがします)

デザインは何種類かから選べて、こちらは釣りキチ三平のイラスト(4年前に作ったもの)。

自然の川の水中風景までうまく使って、地元ならではの魚たちを展示する水族館。こういう水族館って魚たちの「季節感」が本当にたまらなく楽しいので、年パス作って季節ごとに何度も何度も訪問することを心からオススメします。

新千歳空港で飛行機降りれば、すぐそこですしね!

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