去る1月14日に、こんな催しを行いました。
サンシャイン水族館、貸切り企画!!
大変ありがたいことに、最終的に80人ほどの方にお越しいただき大盛況で開催することができました。
イベント終了後に「#サンシャイン水族館を貸し切ってみた」というハッシュタグでみんなが一斉に感想を上げた結果、なんとTwitter上では一時トレンド入りする事態にもなり……。
4カ月近くたった今でも、ありがたい気持ちで胸がいっぱいです。
当日の様子は、YouTubeの水族館紹介チャンネル「一人水族館のススメ」さんにて詳しく紹介してくださっているので、是非こちらもご覧ください。(わたしのインタビュー付きですが 笑)
■思いつきは3年前。
「サンシャイン水族館を貸し切ってみたい」という思いつきは、実は3年ほど前からあっため続けていたものでした。
きっかけは、2019年12月にサンシャイン水族館で開催された貸し切り撮影会。
こちらのイベントはモデル撮影会的な要素も強かったので、「いつか生き物撮影主体のイベントやれたらいいなぁ」とずっと思っていたのです。
サンシャイン水族館の貸切料金って確か50~100人で20万円くらい(飲食とかは別)だった筈だから、50人集めれば1人あたり四千円、100人なら二千円……。
アリじゃないですか、「水族館で魚を撮ろうナイト」(笑)。500いいねくらいされたら真剣に考えるわ。 https://t.co/QllUEwdFmz— アル (@ALGA_RIUM) December 8, 2019
このツイートをした割とすぐあとに世間が新型コロナになって「さすがに今は集まれないなー」となり。。
一方で配信活動やSNS上の交流で、水族館が好きな仲間が本当にたくさんできました。
これはそろそろ実現できそうだな……!と思いつつ、一方でコロナ的なアレコレも見極めなければならず、そんなこんなで2023年1月、満を持しての開催となったのでした。
(と同時に、当初の「生き物撮影会」的なコンセプトは一旦おいといて、とにかく今はみんなで集まれる喜びを嚙みしめたい!という方向性になったのでした)
■開催までの準備やらなにやら。
この手のイベントを企画するのは、(上手く仕切れるかは別として)割と好き。
なおかつ「不器用でもいいから、自分のやりたいようにやらせてくれよー」な性格なので、結局は最初から最後まで、ほぼ自分ひとりで突っ走りました。(当日手助けしてくれたたくさんの友人たちと、そしてなによりこの準備期間をずっと見守ってくれた家族には感謝しかありません)
備忘録という意味で言うと、まずは会場予約。
サンシャイン水族館さんの場合、基本的には冬期(営業時間が短くなる)のみ、貸切プランが用意されているようです。※年度によって変わるかもしれない
まずは受付窓口に電話をして空いている日を教えてもらい、その中から日程を決めて予約を入れました。
\#水族館の貸し切り 申込受付中/
誰もいない水族館を独り占め!
さまざまなタイミングで貸し切り可能+..。゚+.
鮮やかな水槽や海の仲間たちがお出迎えします♪↓申込方法や料金など詳細はコチラ↓https://t.co/h3auWrB5Ym#水族館貸切 #サンシャイン水族館 pic.twitter.com/CzMZc9W6b6
— サンシャイン水族館 (@Sunshine_Aqua) February 10, 2022
その後、申込用紙が郵送されてきたのでそれを記入・返送し、貸し切り代金(100人まで24万円)を振込み。手続き的にはこれで完了です。
頭金を振り込んだ時点で、さすがに「お、俺はこれから水族館を貸し切るんだ……!」という実感が生まれてきて、震えました。
SNS上での告知とかは割と好きな作業なので、そこはノリノリでやってました(笑)
予約受付もGoogleフォームで(ほぼ)完結できたし、便利な世の中です。
イベントのレギュレーション(?)を決めるのだけ、少し悩んだかもしれないなあ。
・知り合い限定にするのか
・お子さまNGにするのか
・カメラガチ勢に偏らないか
とかとか。
ここらへんはある意味、主催者の思い通りにできる部分で、だからこそ来てくれた人たちを誰ひとり置いてけぼりにしたくないぞ!そのためになにができるだろう?
と、とにかくそれしかなかったです。
最終的に、当日配布したイベント案内がこちら。
※今回は、自分にとっても初めての試みだったこと、コロナ的な諸々でどこまでオープンに告知していいか分からなかったこと、などなどの理由で、原則的に「直接の知人限定」としました。(「友達の友達はまぁ友達だろう」理論は発動してますがw)
次回がもしあるとしたら、どうしようかな。
次こそはフルオープンでいろんな人と交流したいと思いつつ、「大切な水族館仲間で集まってワイワイしたい」が根底にあったりもするので……うーん。
(追記:その辺、第2回開催を経てとりあえずの結論は出ました)
■下見もしといた!
開催日が近づいた年末のある日(というかモロにクリスマス当日)、現地をちょっと下見。
(※以下、館内の写真はプライバシーに配慮し適宜加工しています)
イベント当日、受付待ちでの混乱を避けたいのでエントランス付近は入念にチェック。
(下見のときは朝イチで行ったので、入場待機列ができてました)
当日の動線や集合場所の目印になりそうなもの、どう誘導すればスムーズか、とかを素人目線ながらチェックしておきました。(貸し切りプランは2時間限定なので、1分たりとも入場時にモタモタしたくなかったのだ)
遠征組の方もいらしたので、コインロッカーありがたい!
そしてロッカー用の両替機もあるので会計(お釣り)が助かる!
とか、普段は気付かないことに気付いたり。
あとちょっとした待合室もあるんですね。
占領はしないように気をつけつつ、当日の待機場所に利用させていただきました。
館内もぐるっと見学。(普通にチケット買って入場してます 笑)
さすがにクリスマス(かつ土日)だけあって激混み!
でも、もうちょっとしたら俺はこの空間を貸し切れるんだぜ、という謎の高揚感がわいてきました。大混雑する水族館の館内を見てワクワク感を覚えたのはこれが初めてです(笑)。
撮影特化イベントではないとはいえ、やはり自分の周囲には水族館カメラ勢が多いので、できるだけ撮影にも適した館内環境にしたいな、とも思ったり。
この似顔絵コーナーの照明は、貸切イベント中は消灯していただいて助かりました。(向かいのアユの水槽にめっちゃ映り込むんです 笑)
■そしていよいよ当日!
2023年1月14日。いよいよ当日を迎えました。
当日は家族とともに車で仙台から東京へ。(これがいちばん安上がりなんです、機材もあるし)
昼過ぎに東京に着いて、四谷の本屋・SAKANABOOKSさんでちょっと預かりものをして。
15時前にはサンシャインの地下駐車場に到着しました。(そのまま現地で、前述のYouTube取材を受けていました 笑)
18時半の開場に向けて、1時間ほど前から現地待機。
サンシャイン水族館のご担当の方と簡単に最終打合せを済ませ、軽い緊張とともに現地でぼーっとしてました。
やがて続々と、参加者の方々がやってきます。イベント開催までずっと応援してくれた方も、久しぶりに会う方も、これまでSNS上ではお世話になりつつ、直接お会いするのは初めての方も。
正直、この瞬間がいちばんテンション上がってたかもしれないなあ。本当に本当に本当に嬉しかったんです。
クリスマスの下見のときには大混雑していた大水槽前。
まさに貸切り状態。最高に贅沢すぎて、ため息が出ちゃった。
アマゾン水槽の小魚を相手に、ウルトラマクロ撮影に熱中するカメラガチ勢ども(←言い方)
撮影に熱中しつつもお互いに譲り合う、みたいなやさしい空間を創りあげたくて、こんな企画を思いついたわけですが。
会場内のすべてを把握していたわけじゃないけど、どうだろう。そんな理想郷が現実になってたなら嬉しいな。
イベント当日はちょうど深海展の会期中でもあり、水槽だけではなく深海魚の標本をじっくり眺める方も多かったです。こういうのも、混雑している日だとゆっくり見られないもんな。
館内(屋内展示)で唯一、バイカルアザラシだけは消灯中(現地の昼夜リズムと合わせているそうです)。
これ以外には屋外展示(ペンギン、アシカetc)も、夜間の貸切時間中は見学NG。
2時間の貸切タイム中、館内をぐるぐる巡回したりいろんな人と話したりで、実はあんまり魚を見てませんでした(笑)。
ちゃんと撮った(撮れてた)のはこのモルミルスの写真くらい。
でも本当にいいんです。
みんなが館内で楽しそうにしてる光景を見ているだけで満足で、ときどき聞こえてくるくつろいだ話し声や笑い声が最高のBGMで、そのあいだずっと多幸感に包まれ続けていました。
20時半のイベント終了時間には、主催者みずからが館内アナウンスをして閉館を促すことになっていたので、その大役は友人の櫻井紫乃さん(オニボラちゃん:@sss_shiba)に無茶ぶりしました。(俳優さんだし人前で喋るの慣れてるでしょ、という本当に雑な無茶ぶり)
まぁ、水族館内で自分の声が流れるなんて経験も、めったにないでしょ(笑)
■心からのSpecial Thanksを、かなざわ珈琲さんへ。
今回の貸切イベント、初開催だったので「とりあえず、とにかくシンプルに!」と思っていたのですが、そんななかで1つだけ盛り込んだのは、かなざわ珈琲さんによる珈琲提供。
※原則「飲食物持込み禁止」「物販禁止」という利用規定がある中、サンシャイン水族館のスタッフの方々・かなざわ珈琲さんとの入念な事前調整の結果、本当にありがたいことに了承を得て実現することができました。
この場を借りて、改めて御礼申し上げます。
当日は、大水槽の脇にこんな素敵な珈琲提供ブースが。
個人的には、コロナ前、最後にこうして集まったのは当時まだ世田谷にあったかなざわ珈琲さんの実店舗で。
あれから3年、少しでもあのときの空気を再現できたらいいな。そんな気持ちでした。
そんなわがままも含めて、事前になにかと相談に乗ってくださったサンシャイン水族館の方々。
事前準備から当日の設営まで、全てお任せで引き受けてくださったかなざわ珈琲さん。
当日の受付対応を俺の代わりにこなしてくれた、あきねこさん/海月くららさん/オニボラちゃん。
約2か月の準備期間、右往左往する俺をそっと見守ってくれ、そして当日も何も言わずついてきてくれたウチの妻さん。
当日参加してくださったすべての参加者の皆様、そして参加できなくてもずっと応援してくれた皆様、本当に本当に、ありがとうございました。
こんな楽しいこと1回限りじゃ絶対にもったいないので、今年もまた必ず開催します。
(まだ日時も場所も未定なんですけどね 笑)
(ほんとはなー、仙台で地元開催したいんだけどなー 笑)