【水族館探訪記】2020.02.22_姫路市立水族館①新館~播磨の里地~

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

■関西遠征旅、最初の訪問地はこちらの未訪館。

2月の3連休を使って、関西方面へ遠征に行ってきました。

仙台空港⇒神戸空港へ飛んで、まず訪れたのはこちらの水族館!記念すべき初訪問です!

【姫路市立水族館】
・所在地:兵庫県姫路市
・アクセス:JR線・山陽電鉄 姫路駅よりバス10分または徒歩約20分
・営業時間:9時~17時
・休園日:火曜日&年末年始(詳細は公式HPを確認ください)
・入園料:大人520円(小・中学生210円)
・公式HP:https://www.city.himeji.lg.jp/aqua/index.html
(訪問日:2020年2月22日現在の情報です)
交通アクセスについて少し補足。
公式HP上や水族館ガイド本には「山陽電車・手柄駅から徒歩10分」と書いてあることが多いのだけれど、実際には姫路駅からも(ちょっと頑張れば)歩ける距離です。姫路駅での乗り換えや電車待ちを考えると、体力に余裕があれば歩いてしまった方が早いかも。
さらに土日祝日だと、姫路駅から市内を巡るループバスが出ています。これに乗ってしまうのが、たぶんいちばん楽なんじゃないかと思います。
ぼく自身も姫路駅からのアクセスに少し迷ったので、ちょっと補足情報でした。


(「手柄山中央公園」という、ちょっと小高い山の上にある水族館。公園内、まぁまぁアップダウン多めです。)

■まずは「新館」へ!播磨の里地の生きものたち。

ここ姫路市立水族館(ひめすい)は「本館」と「新館」の2エリアに大きく分かれています(正確には本館の屋上部分にビオトープエリアがあるんだけど、冬で人影も生き物の姿も疎らだったので今回は割愛)。「本館」には海水魚やウミガメ、ペンギンが、「新館」には淡水魚がメインで展示されています。

ちょっと分かりにくいのが、正面玄関(入場口)があるのが「新館」だってこと。新館だけを見て「どこにもペンギンもウミガメもいないじゃないか!!」とやや怒って帰っていくお客さんがいてびっくりしました。出口のそばに、まぁまぁ大きめに「ペンギンやウミガメは本館にいます」って書いてあるんですけどね……。

というわけで、チケットを買ってエントランスをくぐり、まずは「新館」エリアから廻っていきます!(このブログも、今回は「新館」編、次回「本館」編の2部構成でお届けします)

入ってすぐに広がるのが、この田んぼ・ため池や河川を再現したパノラマ水槽群。
ここ「ひめすい」の大きな特徴が、本館・新館とも地元・播磨の生きものをメインに据えて展示していること。このパノラマ水槽群も身近な川や池の魚たちがたくさん泳ぎ、陸地部分には田んぼのあぜ道や川の土手の風景が再現されていて、なんとも落ち着く水景です。

川魚の遡上を再現した水槽。30分間隔くらいで水位が下がって、アユやカワムツといった魚たちが上流めざして浅瀬を遡っていきます。似たような展示は最近あちこちで見るけれど、ここのは魚たちの密度が高いのと水槽もけっこう大きめなので、なかなか見ごたえがありました。

アユの群れ。なかなかの魚影の濃さです。群れで浅瀬を遡上していく様子は迫力あり。

こちらは、魚たちを下側から観察できる水槽。
仙台うみの杜水族館のホヤ水槽をちょっと思い出しました。こじんまりした水族館ながら、こういう仕掛けがあちこちにあって楽しいです。博物館的というか、科学館的というか。

■2階は、楽しい小水槽群。

スロープを昇り2階へ上がると、90cmくらいの小水槽群がずらり。

こちらは播磨の魚にはこだわらず、金魚やアメリカザリガニなど身近な生きものたちが多く展示されています。

そして水槽下の引き出しを開くと、さまざまな展示物が隠されています!(↑はカメ水槽の下の引き出しに展示された、カメとスッポンの骨格標本)
こういう面白い趣向があちこちにあって、子どもは飽きないですよね。ほんと、水族館でもあるんだけど体験型の科学館みたい。

タイリクバラタナゴ。この次のコーナーで希少種のタナゴたちがたくさん展示されているのですが、それとは別にタイバラだけ展示されています。綺麗。

里山の自然ということで、爬虫・両生類の展示も充実。

アカハライモリ。やたら密度高く、スクラム状になっていました。

アオダイショウ。

■外来生物が大切に飼育されている水族館は、やっぱりいいなと思う。

通路をさらに進むと、外来生物の展示&地元・播磨の希少種の展示。

……ワニガメがめちゃくちゃデカい!!後ろを泳ぐブルーギルもほぼMAXサイズ(20cmくらい)ですので……まさにモンスター級といっていい大きさ!!

外来生物のコーナーに展示されているワニガメたちですが、↑の解説板には「外来種」「外来生物」という言葉はいっさい出てきません。外来生物だからといって粗末に扱われるのではなく、大切に飼育されていることや飼育員さんの観察眼が伝わってきて、これはちょっと感動しました。

カミツキガメとワニガメの剥製。
確かに実物にさわれるのは貴重かもしれない。瓜や歯の鋭さ、立派な体格を実感できます。

■希少種の展示も充実。地味かもしれないけど、決してなくしちゃいけない展示コーナー。

外来生物コーナーに隣接して、地元・播磨の希少種を展示した水槽がズラッと。

淡水の、身近な希少種について。
そして、水族館での域外保全の取り組みについて。めちゃくちゃ大切なことがしっかりと書かれています。こういうの読み飛ばされがちだとしても、しっかり掲示しておくことは大切だ、と思う。(同じ兵庫県内の須磨海浜水族園も、こういうのしっかり展示されていてとても好きです)

スイゲンゼニタナゴ。絶滅危惧ⅠA類。
小さくて可憐なタナゴ。残念ながら、兵庫県では既に野生絶滅してしまっているそうです。

イチモンジタナゴ。絶滅危惧ⅠA類。
もともとは琵琶湖水系を中心に近畿地方の一部にだけ分布していて、一方で琵琶湖産アユに混じって移植され国内外来種にもなっているという……。
体高が低くて細長い体形と体側のブルーのラインのおかげで、なんだかスマートでカッコいい印象のタナゴ。

アユモドキ。絶滅危惧ⅠA類・国の天然記念物。
日本固有種にして、近畿地方を代表する希少淡水魚(だと勝手に思っている)。
クラウンローチとか、東南アジアのボティア系のドジョウたちが大好きなぼくにとっては憧れの「日本唯一のボティア」。彼らが棲む河川は地球上で残り3か所。彼らの姿が消えて無くならないことを、願ってやみません。

ビワヒガイ。
明治天皇が好んで食べたそうで、漢字で書くと「鰉」。食べてみたい……。

コウライモロコ(?)
正直、スゴモロコとの違いがよく分からない……。目の輝きと鱗の質感が好きです。

こういう魚たちがズラッと並ぶ展示、魚に興味のない人からしたら「みんな同じ銀色の魚」に見えるんだろうな。でもよく見比べれば少しずつ(というか写真で見りゃ分かるけどそれぞれ全く)違った特徴を持っていて、それぞれに進化のストーリーや絶滅の危機に瀕してしまったストーリーがある。水族館に行けば水槽横の解説板にそういうことまでしっかり解説されていて、そのひとつひとつをスルーせずに噛みしめて展示を見たいな、と思うのです。

■企画展「UMAとへんてこ生物」展に笑う。

さて、外来生物と希少種のマジメな展示エリアを抜けると……そこは企画展示室。
ぼくが訪問した時はなんと「UMAとへんてこ生物」展という、なんとも……な企画展が開催中でした。

入り口から中を覗いただけで……一種異様な雰囲気にのまれる。
だって巨大なツチノコが大口を開けてるんですよ……。

展示内容は、ツチノコに河童、ヒバゴン、そして人魚……。
人魚……。
人魚……??
モデルはジュゴン???
それとも、リュウグウノツカイ???

いやいや、こちらをご覧いただこう。

じゃーん。
人魚の骸骨(ミイラ?)。すっげぇぇぇぇ。

解説によると、「サルと思われる頭骨に魚の下半身をくっつけたもの」らしい。魚好きとしては、どんな魚の死骸を使ったのか非常に気になる。(この背ビレ……なんだろう。。。)

内容的には「なんだこりゃ(笑)」とも思ってしまうのですが、実際のところすごく真面目に準備をされたようで、展示を見ていてもインチキくさい感じとかはなくて「真剣にふざけている」感じのする良い企画展でした。

令和2年5月に終了した企画展の内容について、紹介しています。
スポンサーリンク
写真素材のピクスタ

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

Copyrighted Image