【水族館探訪記】2025.09_豊平川さけ科学館

北海道の水族館

2025年、秋。
我らが北海道日本ハムファイターズは王者・ソフトバンクに必死で食らいついており、シルバーウイークの4連休、奇跡の逆転優勝を信じてわたしは北海道へと飛んだ。

結果、現地(エスコン)で対ロッテ戦を2試合観戦して1勝1敗。エース伊藤大海で負けたなら仕方ない。首位とのゲーム差は2.5のまま変わらず。

翌日もう1試合観に行こうかギリギリまで悩みつつ、せっかくこの時期の北海道に来ているのに「あの魚」を見に行かないのももったいない。そう思い、旅の最終日は水族館訪問にあてることにした。

▪️もしかして:20年ぶりくらいの訪問。。

札幌駅から地下鉄に乗って真駒内駅へ、そこから路線バスに乗り換えて5分ほど。
いつも札幌旅行に来るときはこの微妙な乗り換えが億劫で、ついついアクセスのいいサンピアザとかAOAO SAPPOROに行っちゃうんだよなあ、なんて反省しながら、目的地を目指す。

実際、訪問は実に久しぶりだ。確実に記憶にあるのは大学生のころだから、もう20年ほど昔のことだった。いけないねえ。

こんなオシャレな外観だったかな、と思いながら到着。
なんと入場無料の施設なので、チケット売り場とかも特にない。ぬるん、と館内に入っていく。

入ってすぐは展示ホールになっていて、この施設の主役である「サケ」の生活史や生態を学ぶことができる。

上の写真以外にもあちこちに展示物があって、情報量はけっこう多め。なので先にこの先の生体展示を見てから戻ってきてゆっくり展示物を読む、っていう回り方でもいいかもしれない。

そんな展示ホールにも少しですが水槽展示(?)があります。

しゃけまるぅぅぅう〜〜〜!
(※北海道日本ハムファイターズの公式応援マスコット)

「サケのように選手がホームにどんどん還ってくるように」という願いの込められたマスコット。

分布域のこだわりが良いっ!!
(ファイターズの本拠地は、2022年までは札幌ドーム=札幌市豊平区、2023年からはエスコンフィールド北海道=北広島市に移転している)

 

▪️いよいよ飼育展示室へ!

展示ホールに隣接する飼育展示室へ。
そこはまさにサケマスパラダイス!

壁面に沿って、「コ」の字型にズラッと並んだ水槽群。
すべて高さが揃えられていて、すっきりと統一感がある。青背景で統一されているので、引きで見るとなんだか青い帯のよう。
水槽+解説パネルという構成で、余計な掲示物とかがないのもいい。シンプルイズベスト。

そして、水槽内を泳ぐのは多種多様なサケマスの仲間たち。
他の水族館ではあまり見かけない、海外産のサケマス類もたくさん展示されている。

ニジマスの幼魚、と思いきや、カットスロートトラウトという近縁種。原産地では移入種のニジマスとの交雑問題も発生しているらしい。

 

アマゴ。
西日本の水族館ではよく展示されているけれど、東日本の水族館で見かけるのは珍しい。

 

ここから順路は地下に降りて、屋外の飼育池を地下から観察できる通路に続いている。

先ほどの小水槽では飼育できないような、大きめのサイズの種・個体が展示されている。
そして屋外水槽(というか池)なので、自然光がしっかり差し込んで美しい。

自然光の下でキラッキラに光輝く魚体、そして脂びれ。

魚だけでなく、こんなマニアックな展示解説も。

「サルミンコーラ」という、イワナ類などの口元に付着する寄生虫。
北海道大学の研究者・長谷川稜太氏による展示解説。

 

地下通路を反対側から見るとこんな感じ。

この秋の時期にここを訪れたかった理由。
遡上してきた親サケの姿が!!

晴れた日に来てよかった。
自然光を浴びてキラキラ輝くサケの婚姻色、美しい。

産卵を促そうとしているのか、縄張りを誇示しているのか、メスの尾びれに噛みつくオス。
飼育池内でも産卵行動をしているみたいで、水底には卵(イクラ)の粒が転がっていた。

ここから、順路はいったん屋外へ出る。

屋外の観察池。
エサやりをすることもできる。(本館の事務所で、数量限定でエサを売っている)

▪️サケマス以外の展示も充実。別館「さかな館」へ!

屋外順路の先には、別館「さかな館」が。
丸太組み風の建物で、歴史ある研究所のような趣がある。

ここも特に受付とかはないので、がらがらがら、と引き戸を開けて中に入る。

本館は2005年に改修されたけれど、こちらは1986年に建てられたままの姿で、館内もちょっと歴史を感じる。(そしてバスの時刻表が壁に貼ってあるのが親切だった)

昔の学校みたいな雰囲気の室内に、小水槽が「コ」の字型に並べられている。
窓が大きくとられ、明るい室内なのが印象的。窓側の水槽、コケ掃除大変だろうな、、、とかちょっと思ってしまった。(でも水槽ピカピカなのがすごい!!)

水槽内には、北海道に棲む種類を中心に、サケマス類以外の魚や水生生物が飼育されている。

北海道の川ではよく見られるという、ハナカジカ。

こちらは似ているけど別種、カンキョウカジカ。

 

隣の小部屋は、両生類・爬虫類の展示ルーム。
壁に貼られた展示解説がとても充実している。

エゾサンショウウオ。

▪️マニアックすぎるガチャ、必見!

ひととおり館内を見尽くして、順路を辿って本館へと戻る。
最後に忘れずにチェックしておきたいお土産があった。

それが「オリジナル標本ガチャ」。
サケの耳石とか皮、さらには寄生虫といったマニアックなラインナップ。レジン封入されてストラップになっている。

通算3度の「アニサキス」体験&闘病記 症状がでたらすぐに病院に! - サカナト
美味しいお刺身に潜む小さな悪魔「アニサキス」。 通算3度(疑わしい例も含めればそれ以上)アニサキスに苦しめられ

「アニサキスに当たった話」でWEB記事を書いたこともあるわたし、もちろんここで狙うは……

アニサキス、一発で出たーーーーーー!!
すげえ、神引きキターーーーーーーー!!

我ながらアニサキスとの奇縁におそれおののきつつ、もう一度ガチャを回すと今度はこれも狙っていた「サルミンコーラ」をGET。

しっかり課金して、すっかりいい気分で退館しました。
(ほんと、無料施設とは思えない展示の充実度だった。楽しませてもらった分しっかり課金して帰らないとね⭐︎)

 

学生時代以来、ずっと訪問せずにいたのがもったいなかった。また必ず来ます!

豊平川の河川敷のサイクリングロード沿いにあって、駐輪場には自転車がたくさん停まっていた。地元の人々に根差した施設なんだなあ、と感じさせられた。とてもいいなあ。

 

帰り道、バス停まで歩く道すがら、豊平川の水中を覗いてみた。
残念ながらサケの姿は見つけられなかったけど、川があって、山が近くて、さけ科学館みたいな素敵な施設もある。

札幌、やっぱりいい街だなあ。

コメント

Copyrighted Image

タイトルとURLをコピーしました