7/22開館!おしかホエールランドに行ってきた!

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7月の4連休突入。

なにもなければ今ごろオリンピックが始まっていたんだな、とか、オリンピックが開催されてたら喧騒を避けて小笠原に行ってたのにな、とか、コロナが収束してたら北陸遠征しようと思ってたのにな、とか。

いろいろ思うところはありますが、こういうときこそ地元の魅力を満喫しよう!
そう割り切ってます(笑)。

■宮城の誇る水産スポット、復活オープン!

というわけで訪れましたのが、宮城県は牡鹿半島・鮎川にある「ホエールタウン おしか」。

施設は大きく3エリア、観光物産施設「Cottu」、「牡鹿半島ビジターセンター」、「おしかホエールランド」からなっています。ホエールランドのみ、入場料大人400円。ほかは無料施設です。

「おしかホエールランド」は元々、鮎川にあった観光施設(博物館と呼んでいいのかわからないけど、クジラと捕鯨の展示施設)。
2011年3月の東日本大震災で被災し、ずっと閉館(というか施設全壊)が続いていたのですが、震災から9年ちょっとが経過して2020年7月22日、満を持してのリニューアルオープン!

入るとまず、マッコウクジラの全身骨格標本が!
ハクジラの胸骨が好きです。(ヒゲクジラだとほぼ退化してるんです)

現生種、全90種類のイラスト展示。すごい!
実はこの日、閉館5分前に入館というクレイジーなことになっていたので、じっくり見ることができず。。。
また次回、じっくり見学しに来たいと思います。(最近発見されたばかりのクロツチクジラとか載ってるんだろうか)

全景はこんな感じ!
クジラ好きならたまらないボードだ、これ。

こちらはコククジラの全身骨格。
ハクジラとヒゲクジラ、両方の骨格がしっかりそろってます。実はけっこう違いがあるので、そのあたり見比べてみると面白いかも。(学生時代、ひそかにクジラの骨好きだったのです)

「イルカの骨格標本」。
……なにイルカなんだろう。。。(けっこう小さかった)

震災前の旧「ホエールランド」にも訪れたことがあるのですが、当時はもっと捕鯨に関する展示が多かった記憶。実際の捕鯨船を模したデッキで捕鯨用の大砲に触れることができたりとか、商業捕鯨時代のいろいろな記録をみることができたりとか。

そのころと比べると、今回リニューアルした新「ホエールランド」はよりクジラの生物学・生態学的な部分にフォーカスされている印象でした。
(牡鹿・鮎川での捕鯨の歴史や捕鯨文化を紹介する展示もありますが)

■「捕鯨の町」鮎川。クジラの食文化にも触れました

先ほども書いた通り、「ホエールランド」は閉館間際の入館になってしまったため早々に退散して、隣接する観光物産交流施設「Cottu」へ。

牡鹿半島の先端に位置する鮎川は明治時代から近海捕鯨の拠点。
いまでも、水産資源としてクジラを利用する文化が根付いています。

※捕鯨問題に関しては、賛成・反対それぞれさまざまな意見があり、国際的・政治的にも議論が紛糾しています。ぼく自身は捕鯨問題について論ずる知識も見識も持ち合わせていませんし、両方の意見に「なるほどなぁ」と思う点があります。
ただ、いち消費者としては畜肉や魚介類と同じように、鯨肉を海からの恵みとしていただいています。(捕鯨問題に対する賛否をここで議論しようとは思いません)

鯨肉・加工品の直売コーナー。

なぜザトウクジラ?
と思わないこともないけれど、店内のあちこちにクジラモチーフが。

お店の片隅にそっと展示された、クジラのアレ。
(震災前は、「ホエールランド」内で展示されていた気がする)

せっかく訪れたので、施設内の食堂でクジラ料理を賞味。
時間が遅かったので鯨刺定食は完売で、鯨肉も入った海鮮丼をいただきました。

施設内にはミニ水族館も。
水槽1つだけですが、オーバーフロー式になっていて(たぶん地下に濾過槽がある)なにげに本格的な作りの水槽です。

■ビジターセンターで、牡鹿半島の自然を学習!

「ホエールランド」「観光物産交流施設」に隣接して、ビジターセンターが新設されていました。個人的には、ここがいちばん面白かったです。

海洋生物や水産、牡鹿の自然にまつわるたくさんの書籍が。
地元に根差して活動されている研究者の方々のプロフィールも紹介されています。

……このシャコの展示、かっこよすぎる……。
となりは透明骨格標本。

ビジターセンター内。
牡鹿半島を、地理・自然科学・人々の暮らしといったいろいろな側面から紹介されています。
10年以上宮城に住んでいながら知らなかった話もたくさんあって面白い!(牡鹿半島にラッコが生息しているとか、初めて知りました)

……なぜか展示されている(おそらく調査道具としての)カメラ類。
きっとここの関係者の方にカメラ好きがいると見た!

今回は夕方に鮎川に到着したので駆け足の見学となってしまいましたが、またぜひ再訪してじっくり回りたい施設です。(なお、上の写真にある通り3施設の開館時間が少しずつズレているので要注意。ホエールランドを先に見ないと閉館してしまいます)

鮎川港は牡鹿半島の海運の拠点にもなっていて、沖合に浮かぶ金華山や田代島・網地島への定期船が就航しています。
できればここを拠点にしたホエールウオッチングやエコツアーが始まって、「捕鯨」だけではない新しいクジラたちとの関わり方が誕生したらいいなぁ(そして仙台から通えるから嬉しいな)と思いました。

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