2019.10.12_熱帯魚展示も良いんです、浅虫水族館!【水族館レポート】

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さて、先週訪問した浅虫水族館。

前回は、「トンネル大水槽、むつ湾の養殖業の様子を再現しててすごいよー!」という話。

台風19号襲来の中、本州最北端・浅虫水族館へ!5時間以上も滞在していれば書きたいネタはいくらでもあるのですが、今回はまず大水槽の話から。

それとはまったく対極に位置する世界の熱帯魚たちの水槽も、これもまたすごかったんです!

■オーソドックスながら、手抜きのない熱帯魚水槽たち。

館内の2階部分は、主に淡水魚の水槽がズラッと並んでいます。
その中でも特に目を惹いたのが、熱帯魚たちを飼育した水槽群。

まずは、レッドテール・キャットやコロソマ、アリゲーター・ガーなんかが泳ぐ大型魚水槽。

こちらは、先ほどの水槽より少し小さめないわば「中型魚」たちが泳ぐ水槽(といっても、一般家庭では十分「大型魚」のカテゴリーの魚たちですが)。
大量のフラミンゴシクリッドにアロワナ(シルバー、ブラック、アジア)、ほかにも隠れキャラ満載の水槽でした!詳しくは後ほど!

そしてなんと、いちばん横幅があると思われる水槽が、水草の繁茂した小型魚水槽!!

どの水槽も半水半陸になっています。探した限りイグアナとか鳥類とか、陸地部分の住人はいないようでしたが、それでもやっぱり陸地があると臨場感がありますね。

■大型魚水槽

泳いでいるのは、コロソマ4匹、RTキャット4匹、アリゲーター・ガー2匹、それにオキシドラスとパールム。このメンツだと大抵一緒にいそうなピラルクーはいませんでした。

レッドテール・キャット。4匹いて、どの個体も綺麗な体形でした。

■中型魚水槽。隠れキャラ満載!

続いてこちらの水槽。たくさんのフラミンゴ・シクリッドがまず目に付くのですが、それで素通りしてしまってはもったいない。古代魚を中心に、”隠れキャラ”がたくさんいる奥深い水槽なのです!!

上層部にはアロワナ、そして水底にはネオケラトドゥス(オーストラリア肺魚)にポリプテルス。よく見れば奥の方にはガーもいます。この1枚の写真だけでも、ずいぶんいろいろな種類の魚が混泳した賑やかな水槽です。

ネオケラたん。
最近ではどこの水族館でも珍しくなりましたが、昔は密輸される魚の代表格だったりしたんですよね。今でもワシントン条約で商取引が規制されている貴重な魚です。とぼけた顔がなんとも可愛い。

同じ肺魚でも、こちらはアフリカ肺魚(ドロイかな)。
アフリカ肺魚は顎の力が強くて同居魚に致命傷を負わせかねないので単独飼育されることが多いのですが、ここでは混泳されていました。のほほんとした顔をしてて普段はおとなしいんだけど、タニシを噛み砕く顎は強烈。

ネオケラとドロイのツーショット。先ほど書いたように単独飼育されることが多い魚なので、このツーショットが見られるのは浅虫水族館だけかも?!

ガーパイク。魚名板を見る限りキューバン・ガー(マンファリ)とのこと。

ポリプテルス・エンドリケリー。

こちらはポリプテルス・デルヘジィ。他の魚と比べてぐっと小さいし、魚名板にも名前がないので見逃してしまいそうになります。こういう”隠れキャラ”、見つけたときは嬉しいですね!

肺魚、ポリプテルス、ガーパイク、それにアロワナ。
古代魚のメジャーどころ揃い踏みで、ここまでいろいろと混泳されている水槽ってのはなかなか見たことがないです。大型魚同士の混泳ってある日突然バランスが崩れることがあるけど、上手いことこの不思議な水景を維持してほしいなぁ。

(ちなみに米国・ニューイングランド水族館ではこれよりもっと強烈な混泳を見たことがあります。アロワナに肺魚、ポリプテルス、アミメウナギにモルミルス!)

■水草の茂る小型魚水槽。

2つの水槽に挟まれるように設置されているのが、この立派な水草水槽!
幅だけで言えば、コロソマやRTキャットが泳いでいる大型魚水槽よりこっちのほうが大きいのですよね。素晴らしい!

ADA流のいわゆる「ネイチャー・アクアリウム」とはまた違いますが、しっかり手入れされていて美しい水草の植栽。

そしてここに泳ぐのが、決して珍しくないけれどしっかり飼い込まれていい色を出した熱帯魚たち!!

パール・グーラミィ。
尻びれの水玉模様が本当に真珠みたいに輝いて美しい!

パール・グーラミィたち、水草の茂みを見え隠れしながらときどき縄張り争いの小競り合いをするのがなんとも可愛らしかったです。

アルジーイーター、で、合ってるのかなぁ。こんなに立派な個体見たことがない。
水槽のコケ取り役で使われることが多い(そのコケ取り役すらも、気が荒いので最近はあまり見かけない)のですが、成長するとこんなにも貫禄のある姿になるんですね。

ブラックエンゼルのペア。
「赤目のブラックエンゼル」といって、ひと昔前はとても人気のあった魚なんだけど、最近はあまり見かけませんね……。(このブラックエンゼルたちをTwitterで紹介したところ、アクアリストの方を中心にちょっと反応があって嬉しかったです)

エンゼルフィッシュたちは広い水槽のあちこちでペアを作っていました。この水槽内ではなかなか繁殖まではいかないんだろうけど(卵産んでもすぐ食べられるだろうなぁ)、こんな綺麗なブラックエンゼル、系統維持したくなっちゃう……。

こちらは、上のブラック・エンゼルのペアと縄張り争いをしていたいわゆる「並エンゼル」。ピンと伸びた鰭、特に尾びれのフィラメントが素晴らしいです。黄色く染まったおでこも美しい。

個人的な水族館への価値観ですけれど、エンゼルフィッシュを綺麗に育て上げている水族館って素晴らしいと思います。いわゆる「尊い……」ってやつです。

エンゼルフィッシュって、家庭用の60cm標準水槽あたりだと微妙に狭いんですよね。丈夫だから死なないけど、ヒレが伸びなくてチンチクリンの体形になっちゃう。。
安価で丈夫でテキトーに飼ってもそこそこ見栄えがするので粗末に扱われがちな魚ですけれど、こういう魚こそ水族館の広々とした水槽で美しく育て上げられた姿を展示してほしいなぁ、と思ったりします。

■ピラニア怖い怖い水槽!(実際には怖くないよ~)

3つ並んだ熱帯雨林水槽(産地統一されてないので「アマゾン水槽」ではないですね)の次に展示されているのが、こちらのピラニア水槽。

なんと、、ピラニア・ナッテリーの群れのなかにガイコツの模型が!!
暗めの照明、ガイコツをスポットライトのように照らす演出のおかげで、なんとも印象的な水槽……(小さいお子さんが割とガチで怖がってました 笑)。

またピラニア水槽の掃除に行った職員が1人いなくなりました。彼はどこにいったのやら……
最近彼は結婚を決めたと言っていたのに……

なんておどろおどろしく解説されているんですが、解説板の最後には「実際にはピラニアは臆病な魚です」ってちゃんと書いてあります。

「へっへっへ、オレ様がホネにしてやったぜ」みたいな顔をしてますけどね……。
(実際、歯は本当に鋭いので危ないっちゃ危ないですが、でも本当に臆病な魚なんですよ、ピラニア。)

そして、美しい魚でもあるんです!
キラキラと輝く鱗、真っ赤に染まる腹部。LED照明のおかげでもあるけど、この輝きは目に焼き付けたい!

「あーピラニアだぁ!怖いねぇ!」で素通りしてほしくない魚であります!

決して珍しい魚がたくさんいるというわけではないのですが、メジャーどころをしっかり飼い込んで素晴らしい姿を見せてくれる浅虫水族館の熱帯魚水槽。手を抜いて飼おうと思えばいくらでも手が抜ける魚たちだけに、手をかけて大切に飼われている姿を見ると本当に嬉しくなります。

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写真素材のピクスタ

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