年末年始の小笠原旅行。
水族館・カメラ・釣り・シュノーケリング・山歩きと、やりたいことや好きなこと盛り沢山でした(本当に、ぼくの好きなことがほとんど全て揃っている場所です!)。
そして、「おがさわら丸」で24時間。現地で調達できるモノも限られます。必然的に、東京から持っていく荷物も多くなり……。
ステマ臭プンプンですが(笑)、自分なりに「あってよかった!」なグッズをいくつかご紹介します。あー、アフィリエイトとか貼っておけば良かったなぁ。(月々のレンタルサーバー代くらい回収したい、、、←心の声)
■まずは写真編。
ぼくも妻も写真(カメラ)が好きなので、今回も荷物のけっこうな割合をカメラ関係の機材が占めてしまいました。現地で確認したら、妻は妻でカメラ3台(普段使いのミラーレス、ガチで撮るとき用の銀塩一眼、水中コンデジ)持ってきていることが発覚し、2人でカメラ5台、交換レンズ5本。
前回(13年半)前に小笠原に行ったときはまだカメラの趣味と出会っていなくて、安いコンデジ1台だけしか持ってなかった(&調査で使うデジタル一眼レフをほとんど使いこなせなかった)ことをふと思い出しました。人間、時間が経てば変わるもんですね(笑)。
ぼくは普段の水族館撮影のときと同様にNIKON D7000 + オリンパスTG-5の2台持ちなので、細かい機種の紹介とかは割愛します。カメラ関係の周辺機材で、「あってよかった」モノを何点かご紹介。
【簡易レインカバー】ETSUMI デジタルフォトレインカバー(E-6350)
山での急な天候変化、船上(往復のおが丸、ホエールウォッチング、シーカヤックetc.)での波しぶきと、小笠原での撮影はとにかく「濡れる」ことは過去の経験で学んでいたので、大袈裟でない程度に対策はしていこうかと。
当然、専用の防水ハウジングを使えば水濡れ対策は万全なんでしょうが、取り回し(携行性)的にかなり大がかりになってしまうのと金額面でも手が出せず(カメラ本体より高いくらいです)、「簡易カバーで軽い雨と波しぶきさえ凌げればいいや」と割り切ってレインカバーを持参しました。
結果的にこの判断は正解で、波しぶきがかかりそうな状況(特に「ははじま丸」船上とイルカウォッチング)でギリギリまでデジイチ(D7000)で粘ることができました。レインカバーの構造上どうしてもレンズ先端部は露出しているので、2回くらいだけレンズに波しぶきを数滴かぶったけど。
(ははじま丸船上にて、レインカバーつけて撮影。)
【水中撮影】オリンパスTG-5 防水プロテクタ(レンタル)
陸上/船上での防雨防滴はレインカバーに頼るとして、いつ沈するか分からないシーカヤックの時にはやはりしっかりした防水対策が必要です。もちろん、シュノーケリングでの水中撮影時も。
元々そのために購入したオリンパスTG-5。単体でも水深15mまでは水中撮影できるのですが、実は過去に別の水中カメラを浸水トラブルで故障させてしまったことがあり、慎重を期してハウジングを持参しました。カメラ本体を購入して1年半くらい過ぎていて、パッキン交換もしていなかったので(1年に1回のパッキン交換がメーカー推奨です)。
(↓先代水中カメラの数少ない活躍シーン。。。)
オリンパスTG-5の純正プロテクタは約2万5千円と、ハウジングとしてはそれほど高価でもないのですが、今回はお試しということでレンタル品を使用。カメラ用品を多く扱っている「Rentio」さんを利用しました。
ネットから予約をして、2日くらいで現物が到着。返す時も送られてきた箱にそのまま戻して返却するだけです。防水ハウジングはパッキンやOリング類の交換だとか、グリス塗布だとか、自前で購入するとその後のメンテナンスに気を遣うので、今回のように数日間の使用であればレンタル品を利用するのも悪くないと思いました。(なんだかんだで、妻も自分用に水中コンデジをレンタルしてました)
(イルカやホエールウォッチングでこんな波だと、さすがにデジイチ&簡易カバーでは限界があります。そんなときはTG-5に切り替え。本当に「あると助かる」カメラです。)
(ちなみに参考まで、本体+防水プロテクタで、新品価格約8万円。金額なりの価値は十分にあるカメラだと思います)
【レンズ】TAMRON高倍率ズームレンズ「AF18-200mm F3.5-6.3 XR DiII」
今回、ぼくが持参したNIKONデジイチ用レンズは下の4本。
この中で、今回最も使用頻度が高かったのはいちばん左のタムロン・18 – 200mmでした。と同時に、実はこれまでこのレンズは、ほとんど使ってなかった1本です。今回も最初は持っていく予定がなかったんだけど、直前で(やっぱりイルカとか出たら望遠が欲しいよなぁ)と思ってカメラバッグに追加したのでした。
結果、まさかの大活躍。
船の上でも、遠くの鯨類や海鳥をできる限り望遠で撮りたいときもあれば広角で水平線いっぱいに広がる風景を撮りたいときもあり、山の中を歩いていれば広角で風景を撮りたいときも花や小動物をズームで撮りたいときもあり、そしてどちらの場合でも、粉塵だとか飛沫が入りそうで、あんまり頻繁にレンズ交換したくないシチュエーションですよね。
もちろん、こんなザトウの登場シーンだと(あー、もうちょい望遠が足りないなぁ)という感じではあるのですが。。。バズーカみたいな望遠レンズ、やっぱり憧れです。(ただし水族館で魚を撮ってる分には、あんまり出番がない)
F値が3.5 – 6.3と、水族館で使うには暗すぎて今までほとんど出番がなかったのですが、光量が十分にある南の島の屋外では、その汎用性をフルに発揮してくれました。
【NDフィルター】Kenko NDフィルター ND16 52mm
そんな、光量たっぷりな南国小笠原。普段の水族館での撮影がいかに「真っ暗」なのかってことを、改めて感じました。むしろ減光してやる必要があって、今回初めて「NDフィルター」というものを使いました。
※参考HP:ケンコー・トキナー「NDフィルターとは?」
実は、2年前にニューカレドニアに行ったときは「南の島=明るい」ということを十分に身体で理解してなくて、すごく綺麗な(そして多分人生でもう2度と行けない)島の風景をISO6400の高感度で撮影して全部ザラザラ、というミスを犯しているのです。。。
(ISO320、シャッター速度1/320秒で撮影。もっと長秒撮影にして波の流れを白く表現するとか、いろんな可能性がありそうです。まだまだ勉強が必要です。)
カメラ編がずいぶん長くなってしまいましたが、最後は己の今後の勉強課題も露呈したあたりでそろそろ次の話題へ。
■ウエア&ギア編
冬の小笠原。
現地の人は「今日は寒いねぇ」というものの、それでも平均気温は約20度。内地との寒暖差が、1年で一番大きい時期でもあります(特にこの年末年始は大寒波が来ていたので……)。自宅からの移動も含めて、着るものの選択にもけっこう気を使いました。
【防寒&撥水】Mont-bell ライトシェルジャケット
冬の小笠原は、亜熱帯とはいえさすがに半袖では寒いです。天候が急変しやすい山遊びでも、濡れたり風を受けたりする海遊びでも、寒いときに一枚羽織れる上着は必須。
防寒性能も欲しいし、雨や波もある程度しのぎたい、そしてなるべくコンパクトに持ち運びたい。そんな欲張りなニーズに、モンベルのライトシェルシリーズがちょうど良かったです。クリスマスセールの時期だったので、神保町の登山用品店でお買い得でした(笑)。
【防寒】ユニクロ・ウルトラライトダウン(ジャケット)
まぁ、ド定番ですが。
極寒の年末、自宅から竹芝桟橋までの移動は、ウルトラライトダウンの上にモンベルのジャケットを羽織ってなんとかしのぎました。分厚い上着を着ていくと、小笠原に着いてから邪魔になりそうだったので。(荷物の中がとにかくカメラ機材と遊び道具で満載だったので、衣類を削る作戦です)
【履き物】ギョサン
小笠原で圧倒的支持率を誇るサンダル、ギョサン。
父島のメイン・ストリートを歩いてると、道行く人の半分くらいがギョサン履いてたりして笑います。地元の人だけでなく、観光で来た人も帰りにはギョサン履いて帰ったりして面白いです(島の土産屋で大量にギョサンを売っていて、それだけ需要があるのでしょう)。
このギョサン、島歩きにももちろん便利なのですが(丈夫で楽に履けて滑らない)、行き帰りの「おがさわら丸」の中でもとても便利!「おが丸」船内でも購入できるのですが色が一色(おが丸限定のゴールド)しか選べないので、おが丸出発前に竹芝桟橋の売店で買っていくことをオススメいたします。
あまりにもシェアが高いので、おが丸の二等船室で履き間違いが時々起こったりもするのですが。(マジックで名前を書いてる人もいたりします)
【履き物】無印良品・疲れないスニーカー
今回、本格的な登山をする予定はなかったのですが、それでも軽いトレッキングをするときはギョサンだけでは厳しいだろうと思い、履きやすいスニーカーを一足持っていきました。本当は軽登山靴くらいがいいんだろうと思いつつ、荷物の軽量化を図った結果こちらをチョイス。履きやすく、撥水性もありよかったです。かさばらないし。
■その他、遊び道具
【双眼鏡】ヴィクセン 8倍 21mm
船上でイルカやクジラを探すのに使用。カメラの望遠レンズでもまぁまぁ代用できるかな、と思ったのですが、重いし電池も消耗するので、コンパクトな双眼鏡を1つ持参しました。これがあるだけで、海の上での面白さがけっこう増します。
【釣り道具】安いコンパクト・ロッド
本格的に釣りをする予定はなかったのですが、父島市街の散策中だとかシュノーケリングの合間にちょっと遊べるように、バックパックに釣竿を一本と、ワームセットを忍ばせてました。釣り具の量販店の店先で売っているような、安いコンパクト・ロッドで十分でした。リールだけは普段使ってるアブガルシアを持って行ったけど(セット竿の安物リールはすぐ錆びるので)。
結果的に、父島のホテルの前の川でティラピアと、母島でホウセキキントキを釣るのに使用。
こんなところかなぁ。
これに、あとはシュノーケル3点セットと着替え、身の回りの物(洗面用具とか)で、けっこうな量の荷物ができあがりました。(下図参照)
本当は自宅から竹芝桟橋まで自分の自転車(ロードバイク)に乗っていって、そのまま船に自転車を積んでいこうとも思ってたんだけど、この荷物を背負って自転車を漕ぐのは不可能と判断してそこは諦めました。父島はけっこう山だらけで急坂が多いので、レンタサイクルのママチャリだとなかなかしんどかったです・・・。