■前回までのあらすじ
「天国にいちばん近い島」ウベア島に到着して、
まずは島一周ガイドツアー、夜はヤモリ探しのプチ探検。
2日目はまる1日、ウベア島をのんびり満喫します!
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■ニューカレドニア旅行記・2日目■
2月28日
天気:曇り
場所:ウベア島
旅の3日目、ウベア島滞在の2日目。
この日は朝から晩まで、まるまる1日を島で過ごせる、連泊の中日。
当初の予定では、ホテル主催の無人島ツアーに参加して、ウベア島の沖合いに浮かぶ
「アメニッチ島」で、シュノーケリングとBBQを楽しむつもりだった。
けれど朝起きると、天気はどんよりした曇り空。
風が強くて、部屋から見える海にも白波が立っている。
船に弱い嫁様は、モーターボートでの移動にあまり気乗りがしない様子。
そのうえ、この旅行のために購入した防水カメラの調子も悪い。。。
(※後日談:カメラ内部浸水のため、翌日には完全に死亡した。。。)
そんなわけで、1人およそ15,000円也の無人島ツアーはあっさり取りやめて、
この日はコテージ目の前のビーチで潜ってみることに。
■まさに「水清ければ魚棲まず」。。
しっかしこのビーチ、イキモノの気配がまったくしないんだよなーー。。
見てて綺麗なのは間違いないんだけれど。
砂は、真っ白で小麦粉のように細かいパウダー・サンド。
海藻のかけらとか、デトリタスっぽいナニかとか、
そういう混じりっけがほとんどない。
海の色も、どこまでも透明感のある水色。
岩場とかサンゴ礁っぽい影が見当たらない。
ほとんどプール。波のあるしょっぱいプール。
それでもそこは執念で、陸上からじっくり海を眺め、
波打ち際から50mほど沖合いに、なんとなく海の色が薄暗いエリアを発見。
岩場かな?!
あとは、あそこまでどうやって辿り着くかだ……!
■カヤック&ダイブ大作戦!!
というわけでですね、
ホテルのフロントで、2人艇のシーカヤックをレンタル。
狙うポイントまでコイツを漕いでいき、
そこから水中を攻める作戦だ!!
沖からの海風と波に翻弄されつつ、
なんとか狙いを定めたポイントへ。
水深は目測で2.5mくらい。
嫁様は、足がつかない深さでは泳げないので
カヤックの上で待機です。
流されないで待っててね~~(←鬼 ^^;)
というわけでシュノーケルをくわえ、いざ、ダイブ!!
うむ、やはり海底は岩場になっていた。
(カヤックを漕いで別の場所でも潜ってみたけど、ここ以外はずーーっと砂地。
まるで砂漠みたいに、ひたすら広がる海底の平野。)
岩というか、いちおうサンゴ礁なのかな。
しかしなんというか、生気がない……。
砂があまりにも細かいので、サンゴの上に堆積してしまうのかな。
それでも、ときどきチロチロと小魚が姿を現わす。
魚がいることが分かると、やっぱり興奮しますね!!
せっかくだから、もう少し大物はいないかな……。
■大物狙いで潜り続けます
実は、潜水があまり得意でない自分。
それでも、意地で何度もダイブを繰り返す。
おお!いた!!
ムラサメモンガラ!!
気の強いこの魚は、こちらが下手くそな泳ぎでジタバタと騒々しく近付いても
まったく逃げることなく、しばらく悠然とたたずんでくれた。
結果的にこの直後に水中カメラが故障するので、この旅でほとんど唯一のまともな水中写真。
あとはスズメダイの仲間とか、小さなチョウチョウウオの幼魚とか、
ユゴイの仲間のような回遊性の小魚だとか。
しかし、やっぱり魚影は濃くないなぁ。。
(あとで聞いた話。魚だらけのシュノーケリングを楽しみたいなら、
ウベア島よりイル・デ・パンあたりがオススメだそうです)
■海岸線を、ぶらぶら散歩してみます。
ホテルで借りたシーカヤックを返却したあとは、
そのまま海岸を、しばらく散歩してみることに。
ホテルの裏側に、ちょっとした入り江を発見。
水中はアマモ場になっていた。
本当はここも、じっくり遊んだら面白そう。
海岸で拾ったヤドカリ。
砂浜の、全く波をかぶらないあたりを歩いていた。オカヤドカリなのだろうか。
というか、いちばん右の個体は脚の感じからして、ヤシガニの子どもにも見えるんだけど。
真相や、いかに。