【水族館探訪記・99ヶ所目!】初訪問!道の駅みなかみ水紀行館 水産学習館

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2024年、2月某日。
仙台から車を走らせ、群馬県は谷川岳の麓、みなかみ町へ。

「群馬県で唯一の水族館」との説もある(これは諸説あり)、道の駅みなかみ水紀行館 水産学習館を初訪問してきました!

■道の駅にある淡水魚水族館!!

仙台⇒群馬は近いようで意外と遠い。
東北道~北関東道~関越道 と走って、片道400kmくらいありました(笑)

関越道、前橋を過ぎたら急に山が近くなって、(2月初めだったので)一気に道路脇に雪が増えてきて、楽しかったな。

谷川岳の雄大な山容がどんどん目の前に迫ってきて、そして目的地に到着しました。

「道の駅 みなかみ水紀行館」(正確にはここまでが道の駅の名称)の中にある「水産学習館」(正確にはこっちが水族館の名称??)。

水族館って、アクアパーク品川なら「アクパ」とか、竹島水族館なら「タケスイ」とか親しみやすい略称がつくことが多いですが、ここの場合どうなんだろう。「水紀行館」でいいのかな。

それでは、入館します。

絶妙に既視感のあるゲームマスコット風キャラクターがお出迎え。(「あつ森」とか「ぼくなつ」っぽいなと思ったけど、あとで調べたらどっちも違った)

奥の自動ドアから先が有料エリアになります。入館料、大人350円!安い!!

館内でまず目を引くのは、けっこう大掛かりなジオラマ風水槽。

しっかりと滝がしつらえてあって、せせらぎの音が爽やかです。夏に来たら清涼感がありそう。

上流側にも大きめの滝。
手すりや柵に流木がふんだんに使われている、自然的な雰囲気。

こういう河川再現型水槽のセオリーどおり(?)、最上流部にはイワナ・ヤマメなどのサケマス類が泳いでいます。

こういう2段組の水槽、なんか好きなんです。
「上の水槽でも下の水槽でも、好きなとこ見てねー!」って言われてる気になる。

中流~下流域にはウグイやコイ、そしてチョウザメが展示されていました。

■トンネル水槽もあるぞ!!

さらに順路を進むと、次に控えているのがこちら。

トンネル水槽、きたーーーー!!

長さはそれほどでもないですが、まごうことなきトンネル水槽です。
道の駅に併設された、失礼ながらさほど大きくない水族館。まさかトンネル水槽までくぐれるとは。
(入場料350円は、トンネル水槽のある水族館としては最安値の部類なのでは?と思ったのですが、どうなのでしょう)

水槽内を泳ぐのは、ソウギョ、アオウオ、ニシキゴイといった比較的大型の淡水魚たち。

地味といえば地味な印象のある魚たちですが、トンネル水槽独特の臨場感(と屈折効果)のおかげで、ただでさえ「利根川の巨大魚」なソウギョがいっそう大きく感じられます。

ソウギョもアオウオも(そしてニシキゴイも)外来魚ではあるんですけれど、そういう先入観は一旦とっ払って『トンネル水槽の主』として眺めると、やっぱり大きくてフォルムがスマートで、カッコいい魚なんだよなあ。

こちらはソウギョのアルビノ個体。
やや薄暗いトンネル水槽の中で、その輝きが神々しかったです。

トンネル水槽の傍らには、この水槽で使用されているアクリルのサンプルが。

出口側から、引きでもう一枚。
奥側に写る先述の渓流ジオラマ水槽から、館内の広さ(狭さ)が分かるでしょうかね。

実際、館内の面積としてはそれほど大きくないのですが、通路がゆったりしてるのと水槽の配置の妙で、狭苦しさは全然感じませんでした。

トンネル水槽を出たところには、数基の個水槽と地元の魚や水産業を紹介する展示パネルが。いわゆる学習コーナー的な感じかな。

順路としては、これでほぼ出口です。
さっと見る分には、30分程度で一周できてしまうくらいの広さ。
(『水族館に行くぞぉ!』と意気込んで訪問すると拍子抜けしてしまいますが、ドライブで道の駅に寄ったついでの入館なら、これくらいの規模がちょうどいいのかもしれませんね)

■個水槽を愛でる。

ざっと駆け足で出口まで辿りついてしまった通り、ここ「水紀行館」の館内は大きく
・前半:渓流ジオラマ水槽
・後半:トンネル大水槽
の2つで構成されている、と言っても過言ではないです。

とはいえ、この2つの水槽以外にも大小の個水槽がいくつも配置されているので、2周目はそれらもしっかり見ていくことに。(ここに限らず小さめの水族館、何周もするのが楽なのでありがたい!)

まずは入場してすぐにある個水槽群。
丸く切り取られた水槽窓とバックスクリーンの模様が、なんだかポップな印象です。

モツゴ。
どこにでもいる魚ではあるけど、「小魚の基本形」みたいなシンプルなフォルムが好き。

ヤリタナゴ。
ナイスターン!

こちらは出口付近の90cm水槽×3。
(水槽上のポスターと関連してないのがちょっと面白いw)

■誰でも「さかなクンさん」になれる水槽!

「限られたスペースを上手く使ってる」という印象が強かった、水紀行館。

その象徴が、館内の前半部分と後半部分を上手く仕切っているこの180cm水槽なんじゃないかと思いました(独断)。

この水槽の手前側(撮影側)が渓流ジオラマ水槽、向こう側がトンネル水槽。
この水槽がある意味パーテーション代わりになって、展示の前半/後半を仕切っています。

中を泳ぐのは、愛嬌たっぷりのレッドテールキャット。

とはいえ、人によっては「この水槽、さっきも見たよ」!!と思ってしまうかもなあ。
(個人的には、1つの水槽を別角度から見られる展示方法、好きなんですけどね)

ん??
なんか貼ってあるぞ??

立ち位置も指定されてます。
これっていわゆる『顔ハメ』ですよね??

反対側に立つと、なんとこうなっていました!!

ギョギョッ!!

この決めゼリフ、このハコフグ帽子……!

これは間違いなく『さかなクン』さんですね!

つまりこれは……
『誰でもさかなクンさんになって写真が撮れる水槽』!!

群馬県の小さな水族館に、こんなおもしろスポットがあるなんて。しかも手作り感満載のギミック。(「ナニコレ珍百景」とかで取りあげてくれないかなあ)

作り自体はとてもシンプルで簡単に真似できそうにも思うんだけど、
『水槽1つでフロア内を仕切ってる』っていう水紀行館だからこそ、おもしろみのある工夫だなあと思いました。

あ、マスコット的に泳ぐレッドテールキャットもとてもかわいいので、お見逃しなく!

ところで、今回の「水紀行館」初訪問で、これまでに行った水族館が国内・海外合計で99ヶ所目になりました!(当方調べ)

2023年も年末。今年行った水族館&これまで行った水族館を振り返ってみました。

記念すべき100館目はどこになるのか??!

【おまけ】

「水紀行館」から車で割と近い場所に ”日本一のモグラ駅” ことJR土合駅があったので、帰りにちょっと寄ってきました。

改札からホームまで、486段の階段の階段を降りた先にある地下ホーム。

トンネルとか洞窟が大好きなので、また行きたい。

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