■前回までのあらすじ
本島から飛行機でウベア島へ!
ホテルの送迎車から見る風景に心奪われ
部屋から目の前に広がるビーチで少しだけ泳ぎ。
早くも、のんびり島時間のスタートです。
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■ニューカレドニア旅行記・2日目■
2017年2月27日
天気:晴れ
場所:ヌーメア→ウベア島
この日の午後は、半日間の島一周ガイドツアー。
ガイドをしてくれたのは、僕たちが宿泊したホテル
「パラディ・ド・ウベア」で働いている、日本人のイワモトさん。
(実はイワモトさん、TVのバラエティ番組にも登場経験アリ。
https://www.youtube.com/watch?v=XqXWjnH6h0g)
「地球の歩き方」にも現地ツアーの案内が載っていたので、
僕たちは旅行前に直接メールで予約の連絡をしていました。
この日はホテルの仕事を休み、ガイドに専念してくれる、とのこと。
■島一周ドライブにスタート!
ヌーメアで買ってきたパンとお菓子で簡単に昼食を済ませたあと、
お昼過ぎにホテルのフロントで待合せ。
イワモトさんの運転する車に乗せてもらい、ガイドツアーにスタート!
「離島」というイメージのウベア島。
実は南北に細長く、全長は40kmくらい。意外と大きいのです。
そんなウベア島の、割と中心部の風景。
道の両脇にはヤシの木が並び、
建物はカヤぶきの伝統家屋。
庭柵は、砂浜に流れ着いた流木を組み合わせて出来ている。
■まずは、社会科のお勉強から。
島を南北に貫くメイン道路を走り……、
車は、林の中にあるとある建て物の前で停まった。
そこは、島のほぼ真ん中にある石鹸工場。
原料は島のあちこちに落ちているココナッツ。
ココナッツを使った石鹸は、ウベア島のほぼ唯一の工業製品で、
首都ヌメアでも土産品として売られている。
石鹸の原料だけでなく、ココナッツはこの島の暮らしに
密接に関わっていて、その話はまたいつか。
■お次は洞窟(というか、池)めぐり!
石鹸工場を出たあとは、海岸線を走り、島の北部へ。
ウベア島の北部は石灰岩の大地が広がり、ところどころに洞窟が口を開けている。
まずは「青の洞窟」。
水はすごい透明度。
だけれどそれ以上に深いので、まったく底が見えない。
(水深は70mとも90mとも。正確にはわかっていないらしい)
「地球の歩き方」には”淡水の池”と書いてあったけれど、
泳いでいたのはロクセンスズメなどの海水魚なので、正しくは海水ですね。
水底のどこかで、外海と繋がっているのかなぁ。
イワモトさんに「飛び込んでもいいですよ!」と言われたけど、
すみません、絶対ムリっす!
続いて「カメの洞窟」へ。
南国に急に現れる、サスペンスドラマ感(笑)
足元はゴツゴツした石灰岩で、この島がサンゴが隆起して出来たってことがわかる。
そして、「カメの洞窟」の名前どおり、カメさん登場!
ガイドのイワモトさんは「赤いからアカウミガメ」と言っていたのだけれど、
頭の小ささと甲羅の形を見る限り、これたぶんタイマイかなぁ。
思わず得意分野とばかり、ウミガメの見分け方を解説してしまいました。
(目視で観察した限り、この池にはアオウミガメとタイマイが
それぞれ数個体ずついるっぽい)
それにしても、このウミガメたちはどこからやってきたのか。
外海と出たり入ったりしているのか。気になるなぁ。
(案外、誰かが捕まえたカメを放したんだったりして、とも思った)
■「ウベア島の聖地」へ。
洞窟見学でウミガメに出会いすっかり満足した後は、
島の北端にある教会を見学し、
島の中心部のスーパーで少しだけ買い出ししつつ
ホテルのある、島の南部に戻る。
最後に、「島の聖地」へ。
島の南部、ムリの橋近くにある「レキンの絶壁」。
この入り江は「タブーの海」と呼ばれていて、
島のしきたりで、年1回の儀式の日しか海に入ってはいけないのだとか。
確かにヒトの気配のしない、とても静かな海岸。
この一帯には、写真のようなちょっとしたマングローブが広がっている。
観光で入れるのはごく一部だったけど、この奥はどうなっているだろうか。
カヤックでも持ってきて、漕ぎ出したくなってくる。
そして、マングローブの根元に、謎の巣穴を発見!!
これはもしや、ヤシガニか?!
掘り起こしたい欲求にかられたけど、ここは聖なる海岸。
そのままそっとしておきました。