ぬわーーん、、、
すっかり時が経ってしまった。
去る(去りすぎ、、、)2月22日、広島はマリホ水族館にて、自身3回目の水族館貸切企画を実施しました。
今回も、「友人 or “友人の友人” に限る」という告知スタイルになってしまいましたが。
(そのあたりの経緯は前回「しなすい貸切」の事後レポートにも書いたので、よければお読みください)
仙台在住の自分がわざわざ広島まで行ってイベントを主催するとは思ってなかったんだけど、マリホ水族館さんの貸切プランが自分のような個人ユーザーにも使いやすい設定だったので。
マリホ水族館 貸切利用の案内:
お知らせ|マリホ水族館|広島マリーナホップ (mariho-aquarium.com)
そしてなんといっても「今年12月には閉館してしまう」という点が ”やるなら今しかない!!” という気持ちを強力に後押ししました。
過去2回の貸切企画(① サンシャイン水族館 ② しながわ水族館)のときは人数上限を約100人と設定していたのですが、今回は館内の広さや地方開催ということ、土日祝ではなく平日開催(※)であることを鑑みて、上限30人くらいかな~~、と想定。
※館側の営業時間の兼ね合いで、貸切できるのは平日のみのため。
果たして当日、きっちり30人の方にご参加いただいての開催となりました!
ご参加いただいた方々、一緒に当日を作ってくれた方々、遠くから応援してくれた方々、本当にありがとうございました!!
■イベント当日。昼間からちょっと通常入館。
さてイベント当日。
平日(金曜)開催ということで朝イチで仙台から広島へ移動し、マリホ水族館に到着したのは昼下がり。
せっかくだったので、貸切タイム前の館内も2時間ほど満喫しました。
(他の参加者の方も多くが関東や関西からの遠征だったので、SNS見てたら昼間に宮島水族館に行ってたり安佐動物公園に行ってたりと、三々五々集合してくる感じが楽しかったです)
これ、貸切タイム中じゃないです、通常営業時間です。
まぁ、平日だしなー。
(※以下、館内の写真はプライバシーに配慮し適宜加工しています)
イベント開始前、館内にいたのは貸切イベントの参加者の方が10人弱(みんな好きだなあ笑)と、親子連れの方が数組ほど。
現地で合流した友人たちと「なんだこれ、貸切イベントにしなくてもほぼ貸切じゃん!」なんて笑いあっていたんだけど。
でも、混雑の度合いは変わらなくても、「水族館に対する感覚が似たり寄ったりの ”同志” 的な人々」と同じ空間/時間をともにするのはやっぱり楽しいなあ、と、のちに実感しました。
元々が
「ファミリー客とか遠足客とかカップルで賑わってる水族館もいいんだけど、でもやっぱり水槽は叩かないでほしいしフラッシュは焚かないでほしいし奇声を上げて走り回らないでほしいよね、そのへんの感覚が近しい人同士で楽しみたいよね」
的な発想で生まれた企画なので、その意図を今回しっかり体現できた気がします。
あ、別館では企画展「おかしな名前のいきもの展」を開催中だったので、昼間のうちに楽しんでおきました。(貸切イベント中は企画展エリアは入場不可にしてたので)
金平糖とコンペイトウ。
ありそうでなかったレイアウトかも(笑)。
本館(常設展示)の、「うねる渓流の森」水槽。
日中からマリホ水族館に来てた参加者の方には「この水槽を明るい時間帯に見たい/撮りたい」というこだわりの方もチラホラいて、さすがだなあと思いました。
閉館間際、産卵行動を始めたアオギハゼ。(と、それを狙うヤスジチョウチョウウオ)
実はこれも「アルさんアルさん、見て見て!」と、館内にいたイベント参加者の友人から声をかけて教えてもらい。なんかすでにこの時点で楽しかったんだよなあ。
■いざ「貸切タイム」開始、そしてちょっとしたお遊び。
17時に通常営業が閉館し、いったん退館。
水族館の近くであらかじめ参加者の方の受付をしつつ、貸切時間のスタートを待ちます。
あ、待っている間にちょっとした仕込みを。
「閉館してしまう前に貸切をさせてくれたマリホ水族館へ、みんなでメッセージ書こうぜ!」とふと思い立って、移動途中で調達してきた色紙。
※わたしはこのような造形物のデザインセンスが壊滅しているため、参加される方々の中からなんとなく絵心がありそうな方に声をかけて「いい感じに装飾してもらえませんか」なんて頼む、とんでもない幹事で、、、申し訳ありません!
ご協力いただいた方々、ありがとうございました!!
そしてできあがった色紙。(文字や個人が特定されないように、私以外ぼかしをかけてますが)
イベント中に足を止めてひと言ずつ寄せていただいた皆さん、そして最後に無茶ぶりのように色紙を押しつけてしまった水族館の方々、ありがとうございました!
それから、今回はマリホ水族館産の貸切料金が破格だったため、当初の設定:お一人2,500円では貰いすぎだとなり、前日くらいに2,000円にプライスダウン。
それでも微妙に余ったので、当日水族館の売店でマリホ水族館限定ボールペンを人数分買ってきて、記念品として配らせていただきました。なんだそれ。(笑)
■そして至福の貸切タイム。特濃だった。
貸切イベント中の様子を、少しだけ。
大水槽前。
ベンチに座ってのんびりくつろぐ人がいたり、撮影に熱中する人がいたり。
写真撮る人、座って語り合う人、水槽に張りつく人、なぜか折り紙を折る人。
私はというと、
なぜ「エンゼルフィッシュ」じゃなくて学名記載なんだろう、なんてことが気になって、近くにいた友人や参加者の方とあれこれ語り合ったり。(ネオンテトラとかはそのまま通称で書かれていたので、余計に謎が深まった)
そして個人的に面白かったのはこれ。
瀬戸内海の重要な海の幸・カタクチイワシ。
その中にごくわずか(数匹程度)、等脚類の仲間(「イワシノコバン」等)と思われる寄生虫をつけた個体がいるのです!!
それを見つけて嬉しくなってしまい、イベント運営用に持ってきていたスケッチブックに「イワシの寄生虫を探しませんか」と書いて立てかけておき。
(※「水族館の魚に寄生虫」というと眉をひそめてしまう方もいるかもしれませんが、少なくともこの夜ここに集まった30人は「あぁ、寄生虫も海洋の生態系の一部だよね、かわいいね」って共通認識が持ててる人だろうな、と思ったので、とれた行動です)
グルグル回るカタクチイワシをみんなで凝視しながら寄生虫を探すという遊びが勃発。
こういうのが突発的に始まる空間、楽しすぎるだろ。
やっぱりまあぼくの周囲にはいわゆる「水族館撮影勢」が多いので、今回も半分くらいが撮影ガチ勢。いい写真撮れてますかー?
水族館オリジナルのガチャに没頭する人。
確かに、もうすぐ閉館しちゃうしなあ。今のうちにコンプリート目指しとかないと。
20時半で貸切イベントが終了し、そのまま参加者の大多数が同じバスに乗って広島駅まで帰ったりとか。
そのあと何人かで飲みに行ったりとか、翌日はレンタカーでなぎさ水族館に行ったりとか。
「大人の遠足」感が強い数日間でした。あー楽しかった。
■閉館しちゃう前に、ぜひ!貸し切ろうよ!!
冒頭に書いた通りに、今年(2024年)12月1日をもって閉館してしまう、いや正確には「マリーナホップ」という商業施設ごとなくなってしまう、マリホ水族館。
閉館まで1年を切ったこのタイミングで貸切イベントができたこと、本当に楽しく、そして嬉しかったです。こんな素敵な貸切プランをご用意していてくださり、ありがとうございました。
(水族館の担当の方には、事前準備の際も当日も本当によくしていただき、感謝の気持ちでいっぱいです)
ここ数年は特に「水族館の閉館」という嬉しくない出来事に遭遇することが多くて。
あるときは突然に言われたり、あるときは”閉館ブースト”で大混雑したり、複雑な気持ちを抱きがちなんだけど。
そんな中で、「気のおけない仲間で貸し切ってみる」って、水族館の閉館の惜しみ方としては最高に近い部類なんじゃないかな、と思うのです。
マリホ水族館は閉館後1時間27,500円で貸切出来ます!
特別なデートや写真撮影、プロポーズ、家族サービスなどいろんな使い方が出来ちゃいます。
料金は変わりますが食事付きのパーティー利用もできますよ。
詳しくはこちら↓https://t.co/MbXxW6wuzB pic.twitter.com/SxoGHZ8OpM
— マリホ水族館 (@marihoaquarium) January 24, 2024
1時間27,500円、2時間でも55,000円。
「平日限定」っていうちょっとした制約はあるけど、割と手が届きそうな「水族館貸切」じゃないですか??
もし時間と距離が許されるなら、閉館までにまたやりたいな、ってちょっとだけ思っちゃう。