■懐かしい遊びを見た
アクアマリンいなわしろカワセミ水族館のエントランスにて。
あ、なんか懐かしい。こういうの。
カワセミ水族館、敷地内(屋外)に釣り堀があって、ニジマス釣りを楽しめるのだけれど、豪雪地帯ゆえに冬季は閉鎖中。
その代わりに、屋内で「釣りごっこ」を楽しめるようですね。
「つりごっこ」といっても、本物の魚を釣る訳ではなく、磁石がついた釣り竿で、紙でできた魚を釣るお遊びみたい。
ただし、水槽内には本物の魚(ニジマス?)がちゃんと泳いでいる、という、さすがアクアマリン!な本物志向。釣り竿も、木やプラスチックの棒でなく、竹竿ってのがいいなぁ。
さっき「懐かしい」と表現したのには訳があって、実はコレとほとんど同じ遊びを、幼少期の自分はしていたのでした。
・図鑑から、好きな魚を模写
(なるべく本物に忠実な絵を描きたくて、図鑑にトレーシング・ペーパー敷いて輪郭をなぞったりしてた)
・描いた絵を切り抜いて、口の部分にホチキス/クリップを止める
・できた「魚」を床にまいて、自分はベッドを釣り船に見立てて磁石をつけた糸を垂らして、「魚」を釣って遊ぶ
(マグロとかの回遊魚はベッドから遠い沖合いに、アジとかイワシはベッドの近くに、カサゴとかの根魚は障害物の近くに……とか、自分なりに工夫してた)
・釣れた「魚」を眺めてうっとりする
・時には「水槽」に見立てた箱に「魚」を産地別/サイズ別に分けて、水族館の館長になった気分でうっとりする
・・・えぇ。
子どもの頃から、そういう子どもだったんです。
※弟はソッコー飽きて、外で友達とフツーに遊んだりしてた。
※あと飽きっぽい弟はチマチマ釣るのが面倒くさくなって、冷蔵庫にくっついてたデカい強力磁石を使い始めたりして、しばしば漁法を巡り紛争問題に発展したりした。
いま思い返せば、図鑑とにらめっこしていろんな魚の絵を書いてたから多種多様な魚の世界に興味を持ったのだろうし、魚の名前や魚種ごとの特徴を覚えるのにも役立っていたんだろう。
(理想を言えば、海辺の町に生まれ育って、図鑑に描かれた魚ではなく、実物の魚と触れ合って育ちたかった)
おお、この子はなかなか、大漁大漁。
うまいこと釣り上げてますねー。オオクチバスかな。大物!