仙台にCome Backして1週間が過ぎました。
最初の週末、さっそく「仙台うみの杜水族館」へ!久々に朝イチ、開館時間からの入館でした。やっぱり、開館直後の水族館の空気っていいですね。
あ、もちろん年間パスポートも再び作りました。これでうみの杜、行き放題です!!
■ひとまず、館内をぐるっと一周。
久々なので、まずは順路通りに館内を進みます。
マボヤのもりの下をくぐり。
この「ホヤ・スタート」、やっぱり良いです。太陽光が降り注ぐ爽快感、入っていきなり「水槽を見上げる」という意外性、「ホヤ」という地元馴染みの生物/水産物の起用。
「おらが町の水族館」の自慢ポイント、と言ってしまってもいいと思います!(ただちょっと底面のアクリルガラスの傷が目立ち始めたのが気になっている)
続いて大水槽では、スナメリがお出迎え。飼育開始当時はなかなか落ち着かない様子でずっと同じ場所にいたのに、今では我が物顔で水槽中を自由気ままに泳ぎ回っています。
もはや、うみの杜の目玉展示ともなったヨシキリザメ。相変わらず幼い顔つきですが、それでも飼育開始当時より大きくなったようです。ちょうど前日の4月5日に最長飼育記録を更新したばかりでした!ひとまず健康そうなようですので、これからも長生きして貴重な生態記録を残し続けてほしいと思います。
(水槽の底付近を泳いできたので、思わず床に匍匐してしまいこんな構図になってます)
(※見た目があまりにも「普通のサメ」なのと円柱水槽の構造的に姿が見えないことがままあるので、スルーしてしまう人が多いのが残念なところ。世界的にもとても珍しい展示物なのに!!)
こちらもサメ好きならばたまらない、「深海巨大ザメ」ことオンデンザメの冷凍標本。実は3月25日に生体が捕獲されて、数日間(確か3日間)生きた姿が展示されていたのです。近縁のニシオンデンザメは寿命400年ともいわれる謎多き深海ザメ。生きている姿を見たかった……。
同じく冷凍ケース内に展示されていたメンダコ。こちらも、しばらく生体展示されていたようです。深海生物というとやはり駿河湾を擁する東海地方が有名だけれど、三陸沖の深海生物の姿もこうして目にできるというのは、生き物ファンとしてとても嬉しいことです。
水族館や博物館という展示・研究機関がないと、たとえ捕獲されてもなかなか目にすることはできないし、貴重な生体データも蓄積されないわけですから。
そろそろ春らしい陽気になってきたので、生きた姿を拝めるとすればまた来年かなぁ。深海生物たちは、表層の水温と深海の水温が均一になる寒い冬の時期に多く目撃・採集されるのです。
■うみの杜水族館で感じる「春の訪れ」。
自然の海や川に四季の変化があるように、水族館の水槽の中にだって季節は訪れます。
海藻がうっそうと茂った「海藻のうみ」の水槽。昨年12月に来た時にはほとんど海藻が茂っていなかったのですが、水槽内の海藻も春の訪れとともに一気に成長したのでしょうか。茂みに潜むソイやアイナメの姿が愛しいです。
こちらは「広瀬川」コーナーの中流域の水槽。朝の陽ざしを浴びた水草たちが、盛んに光合成をして酸素の気泡を吐き出していました。地球の空気は美味ぇなぁ、と、思わず深呼吸。
一方、その隣の「上流域」の水槽。
寒い冬の間、あまりエサを食べずにいたのでしょうか(といっても、この水槽も冬は多少加温されているはずですが)。ちょっとだけ痩せたみたいに見えるイワナが、精悍な表情を見せてくれました。
仙台うみの杜水族館の日淡水槽、屋外にあるので季節感があって、とても良いです。
■久々に、海獣ショーもちゃんと見ました!
「魚好き」としては、イルカショーの時間帯は館内の水槽展示が空くのでそっちに夢中でショーをあまり見ないのですが(ごめんなさい)、ショープログラムが新しくなったとのことで久々にスタジアムのベンチに座り、観賞。
前から4列目くらいで、うみの杜のイルカスタジアムでこんなに前に座ったのはたぶん初めてです(笑)。
フィナーレ、4頭揃ってのハイジャンプ。ジャンプの場所がだいたい決まっているので、慣れてくれば割と撮りやすかったです。
最近、ショープログラムにハリスホーク(鷹)のフライトが組み込まれたとのことで、実は楽しみにしていました(割と猛禽好き)。この日は残念ながら強風のため、フライトは欠航。トレーナーさんが手に乗せて、間近で観察させてくれました。カッコいい!!
次回は、飛んでいる姿を見に来なきゃなぁ。
■懐かしい&初めまして。
ショーを満喫した後は再び館内に戻り、気になってた水槽をあちこちチェック。
アフリカの淡水フグ・ファハカ。
開館当時は豆粒みたいなサイズでしたが、気が付けばずいぶん大きくなったようです(同じ個体だとすれば)。とはいえ成長すれば50cmにもなる巨大フグですので、まだまだ子ども。立派な姿を早く見たいものです。このペースだと何年かかるだろう。
こちらは、以前にはいなかったタライロン。南米産のカラシンの仲間(ネオンテトラとかピラニアと同じ仲間ですね)。なぜか、南米コーナーではなく順路いちばん最後の特設展示コーナーにポツンと展示されています。
実は、個人的にとても大好きな魚(シーラカンスみたいな武骨な重厚感が好きなのです)。自宅で飼うにはちょっと大きすぎる魚なので、地元の水族館で見られるのは、とても嬉しいです!!
「ヨーロッパのうみ」コーナーにいた、ホウセキカナヘビ。前からいたかなぁ?ノーチェックでした。流木の上でバスキングする姿が、カッコかわいいです。
爬虫類つながりってことで、こちらはグリーンイグアナ。南米コーナーの新顔です。このときはケージから出されていて、至近距離でその迫力を拝むことができました!