2月某日。
水族館仲間7人くらいでの、中国地方遠征。
ついにずっと未踏の地であった、あの水族館に行ってきました!!
そう、山口県は周防大島町の「なぎさ水族館」!
■「アクセス極悪」ってほどではないけど・・・遠かった!!
水族館巡りの諸先輩方から「アクセス激悪だよ!でも面白いよ!」という話をたびたび聞いており、行くまでの道中も含めてずっと ”いつか訪問してやろう!” と思っていた水族館。
今回は、
・水族館仲間7人(前後)で広島~博多の水族館遠征旅を企画し
・岩国駅で7人乗りのレンタカーを借り
・わいわいドライブしながら現地を目指す
という、ややチート技を使ってしまいました(笑)。
岩国駅から現地までは、レンタカーで1時間半程度。
そう書くと大したアクセス難度でもないように感じますが、これ、公共交通機関で行くと途端にアクセス難易度が上がるのですね。
(JR山陽本線/大畠駅よりバスで70分。そして1日3本のみ)
※公共交通機関での同館訪問については「なぎさ水族館 めnちさん」とかでググると壮絶な旅の記録を目の当たりにすることができます。すげえ旅だ……。
我々も「16時には博多に着いてる必要があるから……なぎさ水族館にはできれば開館凸したいよね!」とかいう発想で、朝6時半に広島駅集合というそこそこ狂った旅程ではあったわけですが。
でもやっぱり、公共交通機関しばり&ぼっち遠征でここを目指す狂気と比べたら、全然まだまだだな……。
あ、ちなみに場所としてはこんなところに立地しています。
「周防大島(屋代島)」という瀬戸内海に浮かぶ大きな島の、本当に最奥部(先っちょ)。
幾多の方々から聞いていましたが、つくづく、なんでこの場所に水族館を作ったんだ……。
なお、愛媛県・松山港からフェリーも出ているとのことで、前後の旅程によってはこの航路を活用するのもいいのかもしれません。
島の長閑な風景を眺めながらレンタカーを走らせ、現地へ到着。
(さすがに9時の開館には間に合わず、9時半くらいに着いた)
水族館の近くの海岸。
島全体に海水浴場が点在しています。冬は閑散としていたけど、夏場は本州からの海水浴客で賑わうのかも。
さて。
ここで友人たちとの遠征旅ならではのイベント発生。
チケットじゃんけん!!
誰が言い出したのか忘れたけど、「現地で全員分のチケット代をかけてジャンケンをしよう」という話になり。
結果、勝者のK氏が全員分のチケットを買ってきてくれました!
(「罰ゲーム」ではなく「皆にチケットをおごる名誉ある行為」なのです。だから勝者ゴチ。)
しれっと、隣接する陸奥記念館とのセット券になってるし。
ごっつあんです!!
■いざ入館。
買ってもらったチケットを手に、いざ入館。
ところで、今回のなぎさ水族館訪問で実は通算訪問園館数が100か所目となりました!
(水族館限定、当方調べ。国内+海外含む)
いやー、他人のカネで迎える通算100館目はいいですねー!
(同行者から「自腹切ってないからノーカンだ!要再訪だ!」って言われたけど認めません!笑)
※2023年の年末時点で通算98ヶ所(海外含め)だったので、まぁちょっと狙ってました。
ガラガラと入場口の引き戸を開け、いざ入館!
(文字通りガラガラという引き戸なので、水族館に入るというより海辺の釣具屋とか土産屋に入っていくような趣がある)
おおー。
室内をぐるっと囲むようにならぶ、大小の汽車窓水槽。
そして、室内の中央部には「おさわりコーナー」が。
プラカゴを並べてその上に水槽を置いたDIY感満載の作り、味があります。
1つ1つの水槽をじっくり見たいな……と思いつつ、とりあえず順路をひと廻り。
「まにあっくこーなー」らしい。
いや、マニアックというか、なんだこの極上のマクロ撮影道場は……!
(椅子があって、座りながら観察/撮影できるのがめっちゃポイント高い!!)
ここで唯一それなりに撮れた生き物、エダアシクラゲ。
(同行者たちのマクロ撮影技術が高すぎて、みんなの撮る写真をただただうっとり眺めていた)
■周防大島の宝・ニホンアワサンゴ!
順路の最後の方に、なぎさ水族館ならではの展示が。
それがこちら!
ニホンアワサンゴ水槽!
ニホンアワサンゴ自体は南日本の海に幅広く分布しているそうですが、ここ周防大島には国内最大の群生地があるとのこと。
謎の大量死をしてしまったと掲示されていましたが、それでも何個体かは生きた美しい姿を見せてくれました。
こういう ”その土地ならでは” な展示に巡り合えると、はるばる遠くの水族館まで来た甲斐があるな、と充実感を覚えます。
水族館外の自販機も「ニホンアワサンゴ仕様」。
ニホンアワサンゴについては、今年1月に島内の別の場所にも「地家室(じかむろ)園地」という新しい展示施設がオープンしたとのこと。
(今回は、そちらは寄れませんでした)
■国内最大(級)のタッチプール!むしろ館内の半分くらいタッチプール!
なぎさ水族館訪問で、もうひとつ楽しみにしていたのがこちら。
でっかいタッチプール!!!
なにこれ、ちょっとした温泉の露天風呂くらいの広さがある……!
傍らには下駄箱と足洗い場が。
靴を脱いで、素足でジャブジャブ入っていくタイプのタッチプール!!
※このタッチプールがあることは事前に知っていたので、このためだけにサンダルとハーフパンツを持参して訪問しました!
さっそくサンダルを脱いで水の中へ…… めっちゃ冷たい!!!
思えばまだ2月中旬。
水温はどうやら外の海水温と同程度に設定されているらしい。
数分入っていたら足の指先がジンジンしてきたので、ギブアップして上陸……。
(同行者のAさんだけはずっと水中に入ってて、強いっていうか変態だな、と思うなどした)
柱に貼られた注意書きはPOPで、ちょっと狂気をはらんでいます。
奥の壁には、でっかく、正統派(?)な注意書きが。
「赤い魚はかみつくことがあります」
なんだろうな??
うーん、このラインナップだと、噛みついてきそうなのはササノハベラかな???
というかマダイとかイシダイとかは、もはや触れあいの対象外な気がするの。(プール内のやや深いところをビュンビュン泳いでいた)
水が予想以上に冷たかったという想定外はさておき、念願の巨大タッチプールもついに体験できました。満足!!
※「日本最大(級)」と書いたのはアクアマリンふくしまの「蛇の目ビーチ」(人工ビーチ)があるからだけど、アレはちょっと規格外だしなぁ。
(そしてあっちは、この4月から生き物との触れあいNGになりましたし。)
■個水槽群を再チェック。掲示物が濃ゆい!
館内をざっと一周して、巨大タッチプールも体験して、さていよいよ館内をもう一周。
個水槽がズラッとあったので、これ1つ1つ見てたらけっこう見応えがありそうです。
そして掲示物が多い。内容も濃ゆい。
(1つの水槽にだいたい3枚~5枚くらい解説POPが貼られている)
「シャコのあざといポーズ」。
萌え絵風のタッチがあざとい、いや僕はこんな美少女イラストに萌えたりしないんだ……
ちくしょう、やっぱ可愛い~~……。
(これ書いた飼育員さんと気持ちがシンクロしてしまった)
(あ、あざとい女子は大好きです)
左から
・よくあるマジメ系な魚名板(×2)
・狂気に満ちすぎた『ジョジョの奇妙な冒険』風イラスト
・魚食と関連付けた解説板
・なぜか『飼育員♀の生態』
なんだろうこの情報量の多さ。
右から左へ内容のグラデーションを形成しているわけでもなく、もはや「情報のごった煮」状態w
でも好きです、こういうの。ついつい全部読んで、写真に残して後でまた見返したくなっちゃうやつ。
個人的に、特に好きだったのはこちらの解説&展示。
イソギンポ、ひょっこりはん風味。
そんで水槽を覗くと、本当にそんな顔をしてイソギンポが佇んでるんだもんなあ。
先ほど「シャコがあざとい」という解説板が出てきましたが。
個人的にはこのマダコのポーズの方があざといと思うの。なんだその、腕先の「くるるん」は。
なぜか、ここでは飼育されていない生物まで解説されています。
スナメリは周辺の瀬戸内海に生息してるから……まぁ分かる。
「飼育員の飼いたい生き物」ってなんだ!!!
しかも(ここで飼うのは絶対無理そうな)ゴマフアザラシ。そしていい味出しすぎなイラスト。
もはやフリーダムすぎる……。
この楽しすぎる館内、おそらく主に2名の飼育員さんで維持管理されているらしく。
手作りでアットホームな感じが、とても居心地よかったです。
なかなか行ける距離ではないけど、これからも応援しております。
地元の方々とも密着している水族館なのだなあ。よいですねー!
■お隣の「陸奥記念館」にも行ってみた
せっかくセット券を買ってもらったので、隣接する「陸奥記念館」にも行ってみました。
まったく予備知識なしでの訪問でしたが、こちらは「陸奥」という戦艦にまつわる記念館。
「陸奥」は戦時中の1943年、この近くの海で謎の爆発・沈没してしまったとのこと。
(乗組員1,121人が亡くなっている)
戦後、海底から引き揚げられた遺品や資料が展示された展示室。
なぎさ水族館のアットホームな雰囲気とのギャップがすごく、そのぶん印象に残りました。
一人で来てたら、こっちはスルーして水族館だけ見てたかも。
誰かと一緒に来たおかげで、ここに来れました。
この沖合い4.5kmほどのところに、今も艦体の一部は沈んでいるらしい。
「陸奥記念館」と合わせて2時間ほどの滞在時間。
帰りも同じ道をレンタカー飛ばして戻りました。
※いろいろ寄り道もしたいなと思いつつ、後の予定も詰まっていたので……。
(そのおかげで博多行きの1本早い新幹線に乗れたりした)
アクセス難易度の高い園館、誰かと一緒に行くと途中の行程も含めて楽しめるのでいいですね。
一緒に行ってくれた皆さん、ありがとうございました!