仙台うみの杜水族館で7/21まで開催されていた「”名画になった”海展」を見てまいりました。
(※イベント期間終了後のブログ更新になってしまいました。。反省。。。)
■第一部:展示生物の姿を名画の巨匠風に。
展示は二部制になっていて、第一部「名画になった生き物たち。」では、各展示の解説パネルの写真がAI技術で加工され、世界各国の名画風に。
「エドゥアール・リウー風」サビトマトガエル。
このほか、葛飾北斎風のアイナメとか、ゴッホ風のバイカルアザラシなどなど。
基本的に水槽上部の解説パネルに表示されるので、夏休みが始まり混雑した水槽前ではなかなかじっくり観賞できませんでした……。キャンバス地に印刷してイーゼルに立てて展示、とかすればもっと映えそうなのになー。
■第二部:名画の舞台の海が、2050年になったらどうなるか。
第一部「名画になった生き物たち。」はある意味お遊び的というか、感想としては「へー、最近のAI技術すごいねー!」という感じ。
ぐっと胸に迫ったのは第二部「2050年。その時、海は。」でした。
水族館2Fにある特設展示スペース、パネルで仕切られた展示ブース内に広がっていたのは、AIが描く2050年の海の予想図。「魚の量よりプラスチックゴミの量が多くなる」と言われる、約30年後、ぼくらの子供世代の海。
名画の舞台になった海が、2050年にはどんな光景になっているか。AI技術は無情な未来予想図を突き付けてくれました。
「撮影は自由です。この展示をシェアしてください」とのこと。
本当、積極的に広めたくなる展示でした。
この特設展のすぐ横には「深沼ビーチクリーン」という海岸清掃イベントのチラシも置いてありました。毎月第2日曜に、海岸清掃を実施しているそうです。
ゴミだらけの名画の世界は衝撃的なものでしたが、悲観的になりすぎてもいけないのかな。身近な海をもう一度見つめなおすところから、なにか始めてみようかな。
そう思わせる展示でした。水族館でこういう情報発信をする意義というのは、きっと大きいと思います。