【ニューカレドニア・ラグーン水族館レポート】
■第1回・エントランス~淡水・汽水水槽
3日間のウベア島滞在を切り上げ、昼過ぎの飛行機で本島・ヌメアへ戻る。
空港で現地旅行会社「ランド・コミュニケーションズ」のイワモトさんに出迎えてもらい、
初日に6時間だけ滞在したホテル「Casa Del Sole」に再びチェックイン。
時刻は15時すぎ。
さすがに、これから海に入ったり街中を観光するのはちょっとしんどいな…。
■そういえば水族館がすぐ横だった!
宿泊しているホテル「カサ・デル・ソル」から、
徒歩3分・ダッシュで1分で水族館がある、という話は前にも書きました。
(【アクアリストのハネムーン】2日目①_ヌーメア→ウベア島)
本当に、ベランダから水族館がまるごと見下ろせる。なんという贅沢!
海外の水族館を訪問するのは、人生ではじめて。
この旅行の中で、なんなら丸1日ココに費やしてもいいんじゃないか?とすら思っていた。
このとき、閉館時間までは2時間足らず。消化不良に終わってしまうんじゃないのか?!
と少し悩んだものの。
まぁ、近いし滞在中に何度も行けばいいんだよね、と思い直し、
夫婦2人で、水族館を目指してダッシュ!(自分は本当に走った。気が急いちゃって。)
■入館!人生初の海外水族館!
入館すると、いきなり目に飛び込んできたのは
鳥羽水族館との、姉妹館提携の記念プレート!!
(こんなものを有難がって撮影しているのは自分だけだった・・・)
そして入場料(現地通貨で1,500CFP、日本円で1,700円くらい)を支払う。
自動券売機なんかはなくて、入り口のお姉さんにスマイルで現金を手渡し。
「俺は!水族館が大好きな日本人で!
ここに来たくて、わざわざ日本からやってきたんだよ!!
ここはトレビアンだ!館長を出せ!ハグがしたい!!!」
という気持ちが溢れてきたんだけど、残念ながら、
フランス語を喋れないのだった。。。
アンニュイな笑顔を浮かべるだけのヘタレ日本人観光客になって
入場ゲートをくぐり抜けます。。。
言葉でなにも伝えられないなら、1枚でも多くカメラで思い出を記録して帰るのみ!!
(人生初めての海外の水族館で、めちゃめちゃテンションが上がっていた。
たぶん軽くヘンな人になりかけていた 笑)
■基本に忠実?な館内レイアウト
エントランスを過ぎると、まずは淡水域のコーナー。
どうやら、館内は淡水→汽水→サンゴ礁→外洋→深海、
という流れになっているようだ。
うむ、基本に忠実。
夕方ですでに空き始めていたというのもあるけれど、開放感ばっちり!
そして目を引くのが、陸上部分の植栽の作りこみ。
それほど広くないスペースなんだけど、現地感が満載!
実は、水族館の天井に天窓がたくさん設けられていて、
熱帯の強烈な天然光をうまく使っている。
(その建物の様子は、ホテルのベランダからも見ることができた)
日本でも、天然光をうまく使っている水族館は、館内の植栽にこだわっている気がするなぁ。
そして、植物をしっかり育てている水槽は、たいてい魚の状態もいいんだよなぁ。
■ちゃんと魚も撮りましたよ
オオクチユゴイ(学名.:Kuhlia rupestris)。
※細かいところまで読みたい人は、クリックすると別画面で拡大できます
いちばん大きな淡水水槽には、ほかにもユゴイ、オオウナギ、ホシマダラハゼあたりが。
魚名板で学名を見る限り、日本産のものと同種のようですね。
流木が上手く配置されていて、オオウナギやホシマダラハゼが潜んでいそうだったんだけど、
館内が明るい分、水槽ガラス面の反射がキツくて撮影は断念。。。
続いて、その横の小水槽へ。
ナンヨウタカサゴイシモチ(学名: Ambassis interrupta)
タメトモハゼ(学名:Ophieleotris sp.)?
こちらは、他にもハゼ数種、小型のユゴイの仲間など。
続いて左の小水槽。
こちらは、小さなハゼたちがたくさん。。
ボウズハゼの仲間?
種類までは調べ切れなかった。
淡水性の小型のハゼについては、
なかなか鮮やかな体色の種類が何種類かいるらしい。
固有種なのかなぁ。
後日、ヌーメアの街中で小さな本屋を見つけ、
そこで「ニューカレドニアの淡水魚」というような洋書を発見して、即購入。
やはり、ハゼの類を中心に固有種がずいぶんいるらしい。
しかしコレ、当然なんだけどフランス語で書いてあって、
自力で解読するには150年くらいかかりそうなのです。
(写真を眺めているだけでも、けっこう楽しいんだけどね。)
誰か、フランス語とサカナに詳しい方、ヘルプ求む。。。