【無謀?流行最先端?】水族館×「写ルンです」チャレンジ・その①「準備編」

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下世話な話をしよう。モテたい。魚オタクなのにモテたい。

■水族館フォトグラファー、「モテ」を目指す?!

最初に言っておきます。
「水族館に一人で通い、魚を見て狂喜乱舞する」という趣味のモテ要素など、限りなく低い。正確に言うと、世の中にはさまざまな趣味・性格・嗜好の人が存在し、そして「水族館めぐり」という趣味自体は比較的性別にとらわれない趣味ジャンルであろうと思うので、「同じ趣味の繋がりでモテる」あるいは「理解ある相手に巡り合う」ことは、個人の努力次第で恐らく可能なのだろう。
だけれど、水族館マニアもしくは魚オタクが「クラスでモテモテの人気者ナンバーワン」になるようなことは、おそらく絶望的に難しい。

それでもどうにかしたいじゃないですか、この現状。そうして最近ふと気付いた法則なのですが、水族館で「なんか良さげなカメラ持ってる」ってだけで、少しはモテ要素が増している、ような気がする(当社調べ)。

これについて少し考察すると、「水族館が好き」「魚が好き」という特性だけでモテ度に悪影響するようなことはないはずだ。問題はきっとそこではない。

問題なのは……きっと……。
水槽に張り付いて「あぁ……尊いよ**たん(魚の種名)……デュフフ。」と(もちろん心の中でだけど)呟いているような人物というのは、傍から見て「何をしているのか分からない」のである。
そして、「なんだかよく分からない」モノが、明らかに「危険で有害」なモノより不安感を煽る、っていうのは、よくあることだったりする。防波堤で釣りをしていて例えばゴンズイやハオコゼが釣れたら「おっ!刺されないようにしたろ!」と身構えればいいけれど、「なんだかよく分からない底生生物」が針先にくっついていたら、ちょっと不気味に感じて警戒するでしょう。

この「得体の知れなさ」と対比して、「水槽に張り付いてカメラ構えてるヤツ」というのは、とりあえず「なんか魚の写真を撮ろうとしてるっぽい」ということが第三者の目にも分かるわけですね。よって、「なにをしているのかわからない」という不安感が取り除かれるのではないかと。(もちろん「なにをしてるか分かった」上での気持ち悪さ、というのもあるわけだけど)

非常に暴論ですが、「水族館ではカメラ持ってた方がややモテる」ということにしてしまいましょう。話の都合上。

(いや、うーん……。この己の写真見たらちょっとそれも違う気がしてきたけど……まぁいいや。)

■ところで世間では「写ルンです」ブーム。

それはさておき、数年前から巷では富士フイルムの使い捨てカメラ「写ルンです」が再人気らしい。ネット等の情報を信じる限り、特に若い女性の間で。
(※正確には使い捨てカメラでなく「レンズ付きフィルム」。)

フィルムカメラからデジカメになり、携帯電話にカメラ機能がつき、気付けばスマホカメラの性能がコンデジの性能を凌駕し、SNSが普及してインスタ映えがビジネスを生む現代、まさに「一周回って」どころか、何周か回ってのリバイバル・ブーム!
なんと、2人で1台ずつ「写ルンです」を持ってお互いを撮影しあうという「写ルンですデート」なる概念まで生まれているらしい!

これはつまり「水族館で、”写ルンです”使って綺麗な写真を撮れればモテる」ということになるのではあるまいか??!だって水族館だもの。人気のデートスポットとして長年にわたり、確固たる地位を得た水族館だもの。

そんなわけで、水族館に「写ルンです」持ってって写真撮ってみたよ、というお話の第一弾です。いやそれ以前に、そもそも水族館で「写ルンです」って使えるのか??!

■「写ルンです」って、どんなカメラだっけ??

実のところ、「写ルンです」を実際に手にするのはたぶん10年以上ぶりである。最後に使ったのはいつだろう。高校の修学旅行か、はたまた大学時代の貧乏ひとり旅か。

「写ルンです」10台分くらいの金額で安いデジカメなら買えてしまう昨今、
スマホのカメラの方がよっぽどハイスペックだったりする昨今、
よく廃盤にならずにいたなぁ。今年で発売から33年だそうです。

それほど久々に手にする「写ルンです」、使うの久しぶりすぎて、正直ちゃんと使えるかどうか不安だ。まして、今回のフィールドはデジカメでも撮影難易度の高い水族館。

「弘法筆を選ばず」というし、かのカリスマ写真家・加納典明氏は「写ルンです」で即興でグラビア撮影をしたという伝説もあるのだけど、ぼくは弘法大師でも加納さんでもないので、せめて事前に知識武装くらいしておきたい。

そんなわけで、製造元の富士フイルムのHPを覗いてみた。

富士フイルムの写ルンですシンプルエースについてご紹介します。

現在、富士フイルムから発売されている「写ルンです」は2機種。ノーマルタイプの「シンプルエース」と、水中仕様の「New WaterProof」の2種類だ。ちょっと前までは屋内撮影に強い高感度タイプ(ISO1600)の「HiSpeed」も発売されていたようだけれど、今は廃版となってしまった様子。残念……。
(もし「水族館×写ルンです」撮影の流行が来たら再販売されるんじゃないかと、淡すぎる期待を抱きながらこのブログを書いています)

【「写ルンです」主な仕様はこちら】

富士フイルムの写ルンですシンプルエースについてご紹介します。

ついでに、ぼくがふだん水族館で撮影しているときの設定とざっくり比較してみた。

【「写ルンです」vs「ニコンD7000」】

なんのこっちゃな表ですが、この中で両者がいちばん大きく異なるのは「絞り」の数値。「写ルンです」の「F=10」に対して、ぼくの普段の設定は「F=1.8~4」くらい。

絞りというのは数値が大きくなればなるほど(=絞れば絞るほど)カメラに入ってくる光の量が少なくなる。つまり写ルンですの「F=10」というのは、水族館みたい暗い撮影環境では「めっちゃ光が少ないで!真っ暗やで!!」ということになる、はずだ。

この絞りの点も含めて、「写ルンです」ではデジカメで出来るような露出調整(ISOいじって、SS遅くして、みたいなこと)が一切できないことになる。果たしてこれが、撮影結果にどう影響するだろうか。

ちなみにデジカメの世界では最近なにかと話題の「フルサイズ機」(センサーサイズが35㎜フィルムの大きさとほぼ一緒)。「写ルンです」は35㎜フィルムを使用しているので、定義の上ではこれも立派なフルサイズ機、ということになりますね!

■試しに1枚撮ってみる

いろいろと数字で表してもよく分からないだろうと思うので、とりあえず手元のデジカメを「写ルンです」と近い設定にして、自宅で1枚撮ってみた。(「写ルンです」使って撮らなかったのは、「写ルンです」はフィルム全部撮って現像に出さないと実際の写真が確認できないからです。この時間かかる感じも、最近のリバイバル・ブームの一因なのだとか。)

愛機「ニコン D7000」を、「ISO=400、絞りF10、SS=1/125秒」に設定して、自宅の水槽を撮ってみた。(「SS=1/140秒というドンピシャの設定が無かったので、近い数値で設定)

結果。

画像処理なし。(NIKON D7000。レンズ:30㎜(フルサイズ換算)、ISO400、絞りF=10、SS=1/125秒)

うわぁぁぁ、ほぼ真っ黒。。。フィルム現像に出したら「露出不足ですけどプリントします??」って聞かれちゃうレベル……。水槽って、やっぱり相当に暗いんだなぁ……。

これだと何を撮ったのかすら分からないだろうと思うので、PC取り込み後に露出調整をかけたのがこちら。

上と同じ写真を、Lightroomで露出のみ自動調整後。

はい、我が家のオレンジキャットさんでした。
水槽自体が殺風景ってのもあるけれど、確かに「写ルンです」っぽいといえば言えなくもないレトロ&チープ感、かなぁ。
一応、フォーカスはナマズさんに合わせてるんだけど、後ろの水草だとか吸水パイプのもボケずにピンが合ってますね。このパンフォーカスが、「写ルンです」の特徴でもありますね。

■次回、いざ実撮!水族館へ繰り出そう!

と、ここまでが実際に水族館に撮りに行く前の話。前置きが長くなったけれど、とりあえず「写ルンです」を1台持って、水族館で使ってみたいと思う。

難しく考えずライトに撮る、ってのが「写ルンです」の魅力だもんね!

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